4話 ページ6
一ノ瀬くんに引っ張られ家庭科室にくる。
『そこに座って？』
一ノ瀬くんは自分のお弁当を温めて私にくれた。
｢いいよ！？一ノ瀬くんのお弁当無くなっちゃうよ？｣
自分が薬飲めないことは困るが、自分のせいで他の人に迷惑をかけるのはもっと困る。
『緋ノ宮さん、薬飲めないじゃん。』
えっ……なんで知ってるの？
一ノ瀬くんは私の心を読んだように続ける。
『俺の妹もさ、あんたと同じ病気なの。あの薬のシロップ見た時はびっくりした。だから毎日、あんなに作ってきてたんだろ？薬を飲んでいるから、どんなに食べても太らない』
私は、なにも言えなかった。
私は、先天性の病気で薬を飲んでいる。その薬を飲むと食べた物の栄養が失われていく。
だからたくさん食べないと、死んでしまう。
それを見たクソインは大食いだとか言ってたけど。
『正直、彩愛のこと俺、嫌なんだよ。お前に言ったみたいに妹に会った時大食いな妹持って彼方がかわいそうとか言っていたんだよ。
それから妹は全然食べなくなった。俺がいくら食べろって言っても聞かなくて……！お兄ちゃん、ごめんね、って…』
一ノ瀬くんは辛そうに話す。
私は、妹さんの辛い気持ちが分かって泣いてしまった。
｢一ノ瀬くん……妹さんに会わせて貰えないかな？私が妹さんを説得したい！彩愛なんかのせいでそんな気持ちにさせたくない。｣
泣きながら一ノ瀬くんにお願いする。
一ノ瀬くんは
『ありがとう……Aに頼みたい。』
一ノ瀬くんは、私に笑って言ってくれた。ちょっと待って……！しかもAって！
(///ω///)v
『あっ！ここにいたんだ！探したよー。』
クソインの登場だ。
私は、驚いて一ノ瀬くんに抱きついてしまった。
一ノ瀬くんも私のことを抱きとめてくれた。
その結果
クソインは見事にキレた
『何してるの！？Aちゃん！彼方から離れて！Aちゃんなんかが彼方に抱きついていいと思ってるわけ？意味わかんない！？』
ヮ(゜д゜)ォ! ヒステリーやなぁ
『A、お弁当食べな？なにもないよりは良いでしょ？』
一ノ瀬くんは、お弁当を私に渡すとクソインを追い払ってくれた。
その後、私は一ノ瀬くんとLINEを交換して休み時間を終えた。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
文字数ギリギリ……
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーボカロ曲
シュワルツシルト半径
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 700人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鈴菜(プロフ) - 凛花さん» おお！嬉しいです！ありがとうございます！ (2018年7月19日 19時) (
レス) id: fc8e34d433 (このIDを非表示/違反報告)
凛花 - この話読みながら「初音ミクの消失」きいとったら、ラッキーボカロ曲に「初音ミクの消失」って出てきたwwこのお話が読めたことがラッキーや！うん！ (2018年7月17日 23時) (レス) id: 1bb2bd3fea (このIDを非表示/違反報告)
鈴菜(プロフ) - SHEI@夜風〈うらきつね〉さん» ありがとうございます！ (2018年4月5日 19時) (レス) id: fc8e34d433 (このIDを非表示/違反報告)
SHEI@夜風〈うらきつね〉(プロフ) - 面白すぎです！ (2018年4月5日 18時) (レス) id: 7a40cd812c (このIDを非表示/違反報告)
鈴菜(プロフ) - gsion0822laalさん» ごめんなさい……自分で呼んだら誤字をたくさん見つけちゃってこちらの作品と続編をパスワードかけてるんです(´；ω；｀)できるだけ早く続編にいけるようにしますね！ (2018年3月25日 21時) (レス) id: fc8e34d433 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
