思い出しかない高校時代に戻ってたとかウケるんですけど【音駒高校】

6話 ページ8

『う、うわぁ！ご、ごめんなさい！！』



すぐに落ちた物を拾う。
沢山のゲームだ。

半額、とシールが貼られていたり、値段が下がったもの。

中身、壊れてないといいんだけどなぁ、
なんて思いながらぶつかってしまった人に渡す。




『ごめんなさい、怪我は…
って、…ぷ、ぷりんくん！』




「…別に、大丈夫…」




なんと、ぷりんくんだった。
あのあと、名簿を見て名前を確認したんだ。

確か、




『孤爪くん…、だよね？
ご、ごめんね？』



手を差し出すが、とってもらえなかった。
それにしても、たくさんのゲームの数。

やはり、この子。




『や、やっぱり！
ゲーマーなんだね、孤爪くん！！』



「え…あ」



私の目を一向に見てくれない。
怖がられているのだろうか

せっかくだから、ゲームについて話を聞きたいな、と思い
話しかけるが




『孤爪くんって、いつから…あれ？』



いつの間にか、いなくなってた。

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