思い出しかない高校時代に戻ってたとかウケるんですけど【音駒高校】

3話 ページ5

『なるほど、まだ覚めないのね
体育の必要性を感じない、帰りたい』



夢の中で走らされた3キロ。


所詮は夢、辛くもなんともないだろ、
なんて思って走ったら

マジでやばかった。

着替えを終えて、更衣室を出る。
次は移動教室とのことで、
教室に教科書一式を置いてきた私は取りに行くことになった。

なんとか覚えている道を通って、教室につく。

自分の引き出しから物をとっていると、
隅に座っている男子高校生が目に入った。

顔を俯かせて、手元を見ている。


ぷ、ぷりん頭だ…！！
この時代、流行ってたっけ…？

なんて考えなから、その高校生の前を通ろうとする。


と、



聞き覚えのある効果音が聞こえてきた。

ぴこ、ぴこ、と。



それにこのBGM。



まさか、

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