……何か訳ありなんだろうなぁ ページ26
「あ、これ持ってくれるか銀ちゃん?芥川は異能を使ってこれ運んでくれ。他の子たちはこれを分担して持ってくれ」
てきぱきと指示を出して薬品を持ってもらう。
あぁ、因みに芥川には異能で一番重いのを持って貰ったりしてる。
すると俺から渡された一番軽い薬品を持って少し困った様な顔をしておずおずと銀ちゃんが尋ねてくる。
「あの……私だけ軽すぎ無いですか?」
「ん?良いんだよ。銀ちゃんは女の子だし一番小さいからな。遠慮しなくていい」
「えっと……はい」
少し恥ずかしげにうつむく姿を可愛いなと思いつつ歩き出す。
「それじゃあ行くぞ〜」
そのまま俺は子供たちが遅れないスピードで闇医院に歩き出した。
歩いてる間隣で居た芥川に聞く。
「そういや何で俺を狙ったんだ?」
「貧民街の輩にしては衣服が綺麗だった。それに貧弱そうだったからだ」
「失礼だなおい」
あまりの理由にジト目で見るが芥川は始終無表情でその後は何も言わなかった。
……何か訳ありなんだろうなぁ。
そう思いつつ見ていると俺が機嫌を悪くしたと思ったらしい銀ちゃんがあわててた様子で言う。
「えっと…その、兄がすみません…」
「否、気にしてないから大丈夫だ」
俺が笑いかけ頭を撫でたその瞬間
パァンッ!!
大きな銃声がなった。
俺と芥川達は薬品を足元に下ろして臨戦体制に入る。
すると何処からともなく銃を持った男達が現れ告げる。
「その薬品を置いて消えろ」
……成る程薬品目当てのくそ売人か。
ー
すみません……15000hit超えましたが二話更新はまた明日にさせて下さい……ゴフッ
【桐崎君にとっての周りの印象】
乱歩:唯一異能で一度自分の事を忘れた筈なのに覚えてくれた人物。推理だけで自分との関係を割り出した乱歩の事は本当に凄いと尊敬している。
305人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 倉の中の石さん» ありがとうございます!思惑通りに暗い過去と思って頂けてついガッツポーズを仕掛けました(笑)続編頑張りますね!! (2019年7月8日 0時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
倉の中の石 - すごく面白いです。こんなに自然な暗い過去は久しぶりに見ました。続編も頑張ってください。 (2019年7月7日 17時) (レス) id: 873805d7e2 (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@グラブル中毒者(プロフ) - 鶴さん» 読んで頂きありがとうございます!更新頑張りますね!! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 480a6a9b45 (このIDを非表示/違反報告)
鶴(プロフ) - 初めて見たんですが、とっても面白いです!更新頑張ってください!応援しています! (2019年7月7日 14時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
那戯田沢 亜須@スマホ使用不可で低浮上中(プロフ) - 夜美さん» ありがとうございます!まだ推敲中ですががんばりますね!! (2019年7月5日 20時) (レス) id: a29dbc7b52 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ