【銀魂3z】王子様の裏事情。【沖田総悟】

練習テスト ページ5

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｢まずは女の子の気持ちを知ろっか、沖田君｣

｢今更君付けやめろ気色悪い｣








放課後の教室で私は教卓の周りをうろちょろしながら沖田を横目で見る。

そして私は大きく両手をクロスさせてバツを作った。

そのバツを思いっきり沖田にぶち当ててやる。

いてっと声をもらして沖田頭をさすりながら私を再び半目で睨みつけた。








｢何しやがるんでィ。暴力女｣

｢はい、マイナス百ポイント。｣







怪訝そうに沖田は私をじっと見て口元を歪め人の顔を見ながら舌打ちをした。

もう一度言おう。“人の顔を見ながら舌打ちをした。”今ですよ沖田ファンの皆様。

ちっくしょービデオカメラセットしとけばよかったと心底後悔する。







｢駄目だ、もうマイナス千ポイントね。｣

｢何が気に食わねぇんだよ｣

｢女の子には優しくしなきゃ！まず相手が不快に思うことは言わない。｣

｢俺なりの愛情表現を全否定か、お前。｣








歪んだ愛情表現してんじゃねぇよと叫びたくなったが今は先生なので

咳払いをしてからあのね沖田君と言葉を続けた。








｢女子って何されたら喜ぶ？｣

｢言葉攻め｣

｢いやぁ...ぁうん...うーん...反応に困るわ！｣









真顔で可愛いその顔で。

口から出てくる言葉はドSだと思わせるような言葉ばかり。

だから神楽に“サド”って呼ばれてんだ...と納得した。








｢じゃあテストしよう。今日お弁当をくれた子にお礼を言おう。｣


(弁当...私が食べたけど。)








内心でそんなことを思いつつ、ほらほらと促してやれば沖田は露骨に嫌な顔をした。

めんどくせぇなどとこぼしつつ｢そいつだと思えばいいのかよ｣と言うので

あまり意味がわからないまま頷いてしまった。

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