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よん ページ6

「、、、、、、、、ん。」

眠い。渉はまだ起きてないのですね。

「、、、、わたる。おはようございます。わたる。おきなさい。」

相変わらず起きないですし。仕方ないですね。

「渉。起きなさい!」

頬をつねって無理矢理覚醒させるまでです。

「ほぁ!?!?」

「んふふ。お早う御座います。渉。朝に弱いのはいつまでたっても変わらないのですね。」

「Aが早く起きすぎなだけだと思いますが、、、、、?」

ゆるゆると私は浴衣を。渉はシャツと下着を身に纏い寝室からでる。

「今日は洋食和食どちらですか?」

「そうですねぇ。昨日の残りがあるので和食。と言いたいところですが米が弁当の分しか残ってないんですよ。」

「あらあら。では、今日の朝食は洋食ですね。」

渉が朝食を作っている間、私は弁当でも作りましょうか。

「渉、キッチン。半分借りますよ。」

「えぇ。目玉焼きとスクランブルエッグどっちがいいですか?」

「目玉焼きでお願いします、、、、そういえば、生徒会長が留学から帰ってきたと噂で聞きました。同じクラスなのでしょう?どのような方なのですか?」

学校生活に慣れてきた四月中旬。ずっと留学に行っていた生徒会長が帰ってきたと風の噂で聞いたのですが、いまだにどのような方なのかがわからないのですよ。

「ふむ、、、、、彼は朔間零。才能、カリスマ性どれを取っても一級品です。ですがその実優しすぎる。まぁ、そんなところが彼の愛すべき所なのですけど!!!」

「うっ、、、、朝からそのような声がよく出ますね。教えてくれてありがとうございます。」

筑前煮と塩味の卵焼きを弁当に詰めながらこの会話をしているのですけどなにか彩りがいまいちなんですよね。ほうれん草かブロッコリーはありませんでしたっけ?

「ねぇ、渉。ごま和えとおひたしどちらがいいですか?」

「ごま和え、ですかね。」

「分かりました。そちらももうすぐ出来ますね?こちらももうできますので。」

最後にブロッコリーのごま和えをいれて、、、、、完成ですね。

「こっちは出来ましたよ」

「こちらも丁度終わりましたよ。」

今日の食器は藍色のものですね。私のお気に入りなんです。それでは、

「「いただきます。」」




「渉、そろそろ出ませんと間に合わなくなりますよ?」

「おや、もうそんな時間でしたか。では、行きましょう」

弁当は持ちましたし、忘れ物も無い、、、はずです。渉もちゃんと持ってますし大丈夫でしょう。では

「「いってきます」」

ご→←さん



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作者名:月うさぎ | 作成日時:2022年1月5日 13時

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