265点 ページ7
ー
「なんだって？」
「Aと黒尾、付き合ったんだと」
「…そっか」
「あんまり驚かないんだな」
「好きな女の事くらい見てれば分かる」
「そういうもんか」
「振られたら泣きついて来い！って言ったけど、その必要も無さそうだな」
「まぁ例え振られてもAがそんな事するとは思えないけどな」
「そうだな。ってなんでそんな話になったって？」
「今日付き合ったらしく、モテる自覚をしましたって本人が言ったんだと。それで何人に告られたのか聞いたけどはぐらかされたって…」
「それで大地に探り入れたんだな」
「ちなみにさっきの5人の中にお前は？」
「入れてないよ」
「あー、うちのマネはどうしてこうも男が寄ってくるんだか」
「もう目線が親父だな」
「Aは清水と違って抜けてるところあるから、心配なんだよ」
「確かにな。清水はある意味鉄壁だから呼び出されてもその場で断りそうだしな」
「…そう考えると案外田中って凄いんだな」
「確かに」
「まぁでも黒尾と仲良くやってんならいいか」
「俺は悔しい！俺もAと付き合いたかったー」
「やめろ！声でかい！！」
「だって羨ましいもんは仕方ないだろー。俺だって2年半くらい好きだったんだから…」
「は？そんなに？」
「知らなかったのかよ」
「いや、仲良いなとは思ってたし3年になるちょっと前に好きなのか？とは思ったけど…」
「Aの事好きになったの1年の春高予選が終わってしばらくした頃だからな」
「待て、そんなに前からだったのか」
「おう。必死に隠してたからな」
「純粋にそこまで長く隠せるスガが凄え」
「あの鈍感さんは何も気づいてなかったけどな」
「それがAだろ」
「確かにな」
「じゃあスガの失恋に乾杯！」
「慰める気ねーだろ！乾杯っ！！」
その後もしばらく大地と話して失恋の傷を誤魔化した
…ちなみに酒は飲んでないぞ？まだ未成年だしファミレスだからな
ー
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 356人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆめ(プロフ) - 完結した後に作品を見つけましたが、とても見入ってしまう素晴らしい作品でした。程よい愛されぶりと展開の速さ、番外編も本当に面白かったです。最高の作品に出会って良かったなと思いました。ありがとうございました。 (2月29日 18時) (
レス) @page19 id: 76eda75128 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 。さん» 素敵なコメントありがとうございます！最後まで読んでいただけてうれしいです。また不意に読みたくなった時がありましたらその時は改めて楽しんでもらえればと思います！！ (2月22日 22時) (レス) id: 514bacdc3e (このIDを非表示/違反報告)
。 - 何より、文章構成がしっかりしていて、読者がこの作品に引き込まれるようなストーリーでとても感心しました。最終話まで見終わった後に、こんなこともあったなと感動しました。本当にこの作品に出会えて嬉しかったです。ありがとうございました！長文失礼しました🙇 (2月21日 18時) (レス) @page19 id: c1cadeef34 (このIDを非表示/違反報告)
。 - 時差コメ失礼します。私は昨日この作品に出会ったのですが、とても面白くあっという間に読んでしまいました。第一話から将来編まで作成してる方が少なかったのもありますが、個人的に今まで見た夢小説の中で1番面白いと思っております。 (2月21日 18時) (レス) @page19 id: c1cadeef34 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - 茶藏さん» すみません、外しました！ありがとうございます！ (2023年1月30日 13時) (レス) id: 5b65e3addc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：まー | 作成日時：2023年1月30日 0時
