スタッフ44 ページ46
黒尾side
監督の総評を聞いつつ彼女に視線を向けると
少し目線を下げながらふわりと優しく微笑んだその顔に
また胸が跳ねたのがわかった。
恋焦がれて、憧れて
隣に立ちたくて多くの事を身につけた
勿論彼女に振りもいてもらう為だけでは無いにしろ
結果、彼女の目に留まるようにしていたくて
バレーも学校も勉強も自分なりに努力していた。
けどどうしても俺の前に立ちはだかる
“高校生”
と
“社会人”
そして
“先輩”
と
“後輩”
という障壁は未だに越えられていなかった。
なぁ、どうやったらAさんは俺の事を
《男》として見てくれるんだよっ……
どうせ今も後輩に囲まれてる、そうとしか思ってないんでしょ？
俺は貴方のその顔が他の奴らに見られたくなくて
わざわざ貴方の近くに立っているのに。
どうしてこの距離にいて
俺は何も出来ないんだろう。
思い返せば今までだってチャンスはいくらでもあった。
連絡先を知らないわけじゃない
でも、この2年
なんでか連絡しようとすると指が震えて胸が苦しかった。
『お久しぶりです』
その一言すら怖くて、送れなかった。
そんな事になってから
心底貴方に惚れてるんだと気づいた俺は
結局、3年間あなたの事を追いかけてたんだ
だから
そろそろ報われてもいいと思うんだけど、
Aさんはそういう男は嫌い､かな。
なんて考えていたら目の前にいたAさんはするりと俺たちの間を抜けて行ってしまった。
黒尾｢あ、A…さん……行っちった。｣
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クローバー - 続きがとても楽しみです！更新待ってます！ (2022年11月27日 13時) (
レス) @page45 id: 2eef374a06 (このIDを非表示/違反報告)
霊 - 続き楽しみです!!!!((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ (2022年8月2日 12時) (レス) @page43 id: a7ec9a2012 (このIDを非表示/違反報告)
ゼン(プロフ) - あの〜次、、更新、いつですか？、、続きが、、気になります、、、 (2022年4月5日 0時) (レス) @page43 id: 7e17b8d3e2 (このIDを非表示/違反報告)
椿(プロフ) - あああさん» ありがとうございます！不定期にはなりますが温かく見守って頂けると嬉しいです！今後ともよろしくお願いします！ (2022年3月10日 23時) (レス) id: 7e444a77dc (このIDを非表示/違反報告)
あああ - すごく面白くて好きな小説なのでゆっくりでいいので更新してほしいです(^▽^)/ まってます！ (2021年12月29日 17時) (レス) @page40 id: 10f6e45005 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：椿 | 作成日時：2021年2月9日 2時
