46話【昼頃の惨劇.3】 ページ7
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________「やるのぉ、紅葉さんも」
ふほっほっほ、感心感心といった様子でそれを眺める怜。血飛沫を出し、倒れる人虎に、笑う夜叉。何とも、御伽噺の様な、本当の話
「嗚呼、まぁこれも余興じゃな」
面白いのはこれからだ
ニヤリと獣が笑った
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「遅いのう」
そう言って、嘲笑う紅葉の背後。其処には______
(夜叉が_____もう一体?!)
そう思った束の間。塵でも払うかの様に、柱に投げつけられる敦。根性骨でも、苦しそうに息を吐く。しかし間も無く。夜叉の刀が腹に刺さり、紅葉の手で首を抑えつけられる
「悪いのう童。これも仕事でな」
「止めて!!」
紅葉が振り向く。待つのは鏡花の青い顔、それを見て紅葉は
「嗚呼________その表情!愛いのう、何でも聞いて遣りたくなる。しかし済まんの」
「鴎外殿の命は、この小僧の始末でな」
「!」
「小僧だけでは無い。首領は探偵社員悉くの鏖殺を所望じゃ。戦争じゃよ。既に全幹部が動き出しておる」
「しかし私はそなたの助命を嘆願し、特別に赦された」
「戻るのじゃ鏡花。そなたは闇の花。闇の中でしか憩えぬ」
そして、行方不明の怜を探すのじゃ
その言葉に大きく瞳を開ける鏡花。怜が、怜が、居ない?行方、不明?
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月23日 23時) (レス) id: 60bdb0c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロネーロ | 作成日時:2018年7月23日 23時