45話【昼頃の惨劇.2】 ページ6
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鏡花の青い顔が一層ひどくなった事に気がついた敦が、声を荒げて、抵抗するように叫ぶ
「彼女はもう!マフィアには戻らない!!」
________「彼女の力は、探偵社の仕事で振るわれるものだ!!」
その叫びに反応する紅葉。すると、事切れた人形のように、涙を一筋こぼし、鏡花へ近づく
「…………?!」
「矢張り………」
「鴎外殿の許可など待たず、迎えに来るべきであった。このような欺瞞と善意の巣にそなたを1秒も置いては置けぬ」
ギュッ
「可哀想な鏡花や。甘言に唆され、其処が光の世界と勘違いしたのであろう」
「じゃが奴等は孰れ云うぞ。夜叉白雪を使えと、それは厭であろう?」
その言葉に少しの動揺を見せる鏡花。そして、優しい声色から、憎しみ深き、悍ましい、汚らしい何かに向けるような、重たい声色になり
「じゃが、案ずるでない。異能目当ての屑共など、私が微塵に切り裂いてくれる」
紅葉の言葉に反応し、体を無理やり起こし、白虎の異能を使い始める敦
「…………………!!マフィアが、それを云うか…………!!」
タッ!
紅葉に向かって牙を向ける敦。だが
ドッ!!
血飛沫が舞う
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、 - オリジナルフラグちゃんと外しましょう。違反行為です (2018年7月23日 23時) (レス) id: 60bdb0c3c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネロネーロ | 作成日時:2018年7月23日 23時