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四十一話 ページ42

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いきなり抱きついてきたのは驚いた。
でも、前にも、Aちゃんだ!?俺のこと覚えてる?


とか言って近づいてきたナンパ野郎がいた。


名前をなんで知っていたのかはわからないけど、ああいったナンパをするのはよくない。
だから冷たくあしらわせてもらった



影「なあ、あいつらすげえこっち見てんだけど」



影山がバスの窓から、体育館の入り口の方を見ながら言った


月「あれ、本当に知り合いじゃないの?なんか黄色い頭のやつ泣いてんだけど」


『え?』

私も窓からさっきの人たちを見てみる。確かに、泣いてる。



え、いやでも私知らないもん。まさか幼稚園一緒とか?

いやいや。でも私一応幼稚園のクラスにどんな人がいたかは覚えてる。
小学校にもましてや中学にもあんな人いなかった



澤「すげー感謝されてたけど。神社絡みで何か助けてあげたお客さんとかじゃないのか?」



『いや、得にそんなことは、、、。ええ、どうしよう会ったことある人だったら!』


西「あんだけ冷たくあしらっといて実は知り合いだったとか、後から恥ずかしいぞ?」


『ひいいいい!言わないでください先輩!』



申し訳ないことしたとは思ってるけど、私本当に知らないもん。



すごく罪悪感を感じながらも、バスは走り出した。

先ほどの男のたちを気にしながらも、そのうち私は瞼を閉じていった









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青葉城西との三回戦目。

みんなの顔つきが違う。昨日の夜、体育館でのミーティングから、これまで以上に緊張感が走っている。特に影山の集中力が格段に違う。


私は、みんなと別れ二階の応援席へと移動する。

昨日と同じ定位置。そこでノートを開いて、試合が始まるのを待っていると、コートにいる及川さんが私を見つけてニコッと笑いかけていた。

負けないから

なんとなくそう言っているのが伝わってきた。

こっちだって負けないもん




『烏野ー!ファイト!!!!!
青城に負けるなあああ!』



私の声が思った以上に響いてしまった。アップ中のみんなが顔をあげる。

なんとなく恥ずかしくて口を抑えると、みんなが吹き出した。


「「「おう!!!」」」


こちらに向かって向けられた拳。少し恥ずかしけど、私も拳を烏野の方に向けた

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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時

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