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三話 ページ4

菅「今日の昼、影山と言い合いしてただろ?」



マネの仕事をしていると、休憩中の菅原先輩とキャプテンが私の元へやってきた。

澤「三年の教室まで聞こえてたからな?」

ニコニコするキャプテン。これ以上に怖いものは私は知らない。


『・・ごめんなさい』

なんで私が謝らなきゃいけないんだと思いながらもとりあえず謝罪しておく。

菅「ははっ納得してないって顔だな」


『ソ、ソンナコトナイデス』


澤「まあ、会話は聞いてたからAの気持ちもわかるぞ。
あいつは、こう、なんというか・・・あれだからな」


苦笑いしながら必死に言葉を探すキャプテン。わかりますよ、あれですもんね。


影「ボゲ!日向ボゲ!今のはシュッてぐわって取るんだよ!」

休憩中にも関わらず、ボールを触る二人に、菅原先輩も苦笑い。

バレー馬鹿の体力は一体どうなってるんだか









.






.





.





清「Aちゃん、終わった?」

『はい、バッチリです!』

清「じゃあ帰ろっか」




片付けも終わり、私は待っててくださった清水先輩の横を歩く。
その後ろでは、部員がやかましく歩いている。


最近、ここ周辺では物騒なことが立て続けに起こっている。

家の花壇が荒らされたり、窓が割られていたり。


日向の話だと、山を越える時うめき声が聞こえたりして、以前より不気味な雰囲気に包まれているらしい。



そんな中で、私たち女子二人は必ず誰かと帰る という規則が作られてしまった。というか無理やり田中先輩が作っていた。


日「やだなー俺。誰か一緒に山越える人がいたらよかったのに」


月「どんまいだね。せいぜい襲われないように」


『月島つめた!氷河のように冷たいよそれは』


山「でも本当に、気をつけてよ日向。昨日の夜、うちの近所でも変なうめき声聞こえてたし」


結構な頻度で響き渡る唸り声。
話によれば、警察官も捜査に出ているが全く手がかりがないらしい。

一体この地域で何が起こっているのか、住民はすごく不安を抱えている。


『ねえ日向。これ、気休めだけどお守りあげるよ』


ポケットから出した、藤咲神社のお守り。



清「あ、それ私も持ってるわ。藤の匂いもしててすごく気に入ってる」


『え!清水先輩うちの神社のお守り使ってくれてるんですか!』


清「うん。私の家族みんなあの神社好きなんだ」


日「うわー!すげーこのお守り!Aの匂いがする!」


月「・・なんか変態に聞こえるんだけど」

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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時

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