二話 ページ3
『いくよー』
バシっ
日「うおっと!」
『はいもう一回!』
お昼を食べた直後、私は日向と一緒にバレーをしている。
この子は本当にいつでも頭の中がバレーである。
いや、影山もそうなんだけど、影山以上になんというか、日向はボールに執着している。
私も中学はバレー部、それなりの成績を残していたが
高校までは選手として続ける気はなかったため、マネージャーとなった。
もちろん、女だからパワーなどは下手くそ日向であっても叶わない。
でも、こうやって練習相手くらいはできるから、それなりに満足している。
影「おい、お前ら何してんだ」
自販機で買ったであろう飲料パックを片手に持った影山が現れた。
私をみて、眉をひそめる。
影「お前、バレーできたのかよ」
『・・・え、今更?』
日「知らなかったのか影山?あ、でも!大抵Aは俺の個人練習に付き合ってるから・・・あんまり知られてない感じ?」
確かに。私は入部したての時影山に怒鳴り散らされてる日向をみてかわいそうだと思って、個人練習に付き合っていた。
部活では、私はマネの仕事してるからほとんど知らないか
影「なんで黙ってたんだよ。俺のサーブ練習も付き合えよ」
一気に飲んだぐんぐんヨーグルトを器用に投げ、ゴミ箱へ捨てた影山はこちらにやってくる。
何か面白いものを発見したように顔をキラキラさせている
殺す気かこいつは
『落ち着いて影山。私は現役じゃないし女子だよ。影山のサーブなんて取れるわけないじゃん!?』
影「わからねーだろ。それに取れねーなら練習すればいい」
『私が練習してなんの特があるの!絶対いやだ!腕もげる!』
影「なんで日向はよくて俺はダメなんだボゲ!」
『日向はレシーブ練習!なんで私が影山の殺人サーブを受けなきゃいけないのボゲ!』
影「上手くなるためだろうがボゲAボゲ!」
『目を覚ませボゲボゲ星人!私が上手くなってどうするの!』
影「怖いんだろ?俺のサーブが怖くて逃げてんだろ?」
『そうですけど!?怖いから!受けれるかあんなサーブ!』
影「ふっ」
おいなんだこの人なに嬉しそうにしてんだ。
ダメだ、私は未だに影山を理解できない。
バレーのことになると本当にわけがわからない人種だ。
日「・・・そろそろ俺の練習再開しよう??」
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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時