一話 ページ2
「あ!!藤咲さんだ!」
「今日も髪の毛輝いてらっしゃる!綺麗だ!」
「おお!あの清水先輩と並んでる!目の保養だ」
「いいなーバレー部」
朝の部活終わり、玄関へむかうバレー部集団。
その後ろから様子を伺いながら歩く1年の生徒。
『おはようございます』
振り向いて、笑顔で挨拶すれば、ドギューンという効果音付きで女子も男子も笑顔で「おはよう藤咲さん」と挨拶をしてくれる
影「・・・正直その笑顔は慣れないと気持ち悪い」
月「こればかりは王様に同感〜」
失礼なことをほざく二人の腰を思いっきりつねる。
日「で、でもまあ、別人と考えれば・・・ね」
山「その言い方もどうかと思うよ日向・・・」
悟りを開く二人に、とりあえずつねっておく。
別に私はモテたいとか、ちやほやされたいとかは思っていない。
ただ、私に幻想を抱いている人はたくさんいる。その人たちをがっかりさせないためにも、本性をおおっぴらに出すわけにはいかないのだ。
以前そう言ったら、
影「なんか及川さんに似てるなお前」と真顔で言われたことは忘れない。
清「Aちゃん、今日の放課後私委員会があるの。頼めるかな?」
『もちろんです!清水先輩のためなら火の中水の中、むさい連中の中でも頑張ります!』
田「何がむさい連中ですかごらあ!」
西「相変わらずひどいやつだなこのやろう!」
『ぎゃあああああ!髪の毛!!!!』
田中先輩と西谷先輩は、最初の頃私を清水先輩みたいに拝んでいた。
けど、私の本性を知ってから一人の後輩として、みんなと変わらず接してくれる。
まあ今は頭をグリグリされてちょっと痛いけど。というか髪の毛ボサボサだけど。
縁「あんまり乱暴するなよ二人とも」
澤「あーあ、髪の毛ボサボサだぞ」
菅「すげー山姥みたいになってる」
東「失礼だぞ菅原」
木「田中、西谷そろそろ離してやれ」
成「そうだぞー」
とか言ってるけど全然助けようとはしないですよね?
なくぞ?そろそろ泣くぞ?
助けを求めて、隣を歩く影山と月島を見上げる。
影「なんだよ。助けねーぞ」
月「めんどくさい」
『鬼共め!!!!』
私の扱い、雑すぎませんかね!!!!
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ルカ - 伊達工にわ勝ちましたよ? (2020年8月29日 8時) (レス) id: 5379f25137 (このIDを非表示/違反報告)
総陽♪(プロフ) - ぽんさん» 本当ですか?なんか申し訳なさすぎるくらいな駄作だなと思って書いてますので、そう言っていただけてすごく励みになります!ありがとうございます! (2020年4月12日 19時) (レス) id: d63e5bf6c2 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - 今一番好きな作品です!!クロスオーバー作品の中で1番大好きです!! 更新楽しみに待ってます!! (2020年4月12日 17時) (レス) id: f440fc37e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:総陽♪ | 作成日時:2020年4月5日 13時