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おそ松の持つ憎しみとは ページ26

犬夜叉side


俺はその場にもうかなりの時間立ち尽くしていた‥
おそ松は水の中に入ってしまったから、匂いは分からない‥
しかも、かなりの時間が経ってしまっているから、見つからないかも‥


俺はそのうちにその場に崩れた。
____どうしたら_____________


サクッ


草を踏む音が聞こえた。
‥桔梗だ。匂いがそうだ。
桔「犬夜叉。」
俺は返事をしなかった。


桔梗は全てに気づいていた。
そして言った。
桔「さっきの者は、奈落に狙われている。」
その言葉に、俺は反応した。
奈落に狙われている?おそ松が?


犬「どういうことだ‥?」
桔「私は知っている。
昨日、鬼蜘蛛のいた洞穴に行った。
‥奈落は時々、あそこに来ている。
理由は簡単だ。
‥あの者を手に入れるためだ。」
正直言っている意味がわからなかったが、俺は真剣に聞いていた。


桔「洞穴には、飛鳥を行かせておいたのだ。
飛鳥から聞いた話だが‥聞くか?」
犬「頼む。」
桔梗は少し間を置いて、語り始めた。


桔「あの者は、何かに強い恨みを抱いている、と奈落から聞いただろう?
それは、先祖から受け継がれているものだ。
昔、先祖がとある女に恋をした。
だがその女は先祖より身分が高く、先祖から見たら、高嶺の花だった。


そしてその女は、結婚してしまった。
身分の高い男とな‥。
だがその男は女のことをちっとも愛していなかった。
金のために結婚したのだ。
そのうち、男は事故に見せかけ女を殺した。
そして愛人をたくさん作っていたらしい。


それを知った先祖は、その男を殺したいほどに憎み、恨んだ。
結婚の話を聞いたときにも、憎しみは湧いていたのに、それが爆発したような感じだ。


先祖は男を殺そうとした。
だが、逆に殺されてしまった。
その憎しみがあの者にはまだ残っているのだろう。
だがかなりの年月が経ってしまっているから、あの者は気づいていないのだ。
胸の内に秘めて‥いや、胸の内にその憎しみは眠っているだけ。


多分あの者は今、女はいないだろう。
そして女のいる者を憎んでいる。
だかその発端は、その先祖のもの。


きっと奈落はそれを知っている。
そして、それを思い出させるつもりだ。
‥それを知ったら、あの者は壊れる。
奈落の思う壺だ。
そのまま奈落はあの者を琥珀のように操り、目的を達成すれば殺す。


犬夜叉、私にも、あの者の憎しみの解き方は分からない。
だが、考えてみる‥だから、お前も頑張れ」
そう言い残して、桔梗は去って行った。

再会→←おそ松兄さん、発見!



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kokoro55(プロフ) - 犬夜叉最高ですよね! (2020年10月13日 2時) (レス) id: 85e18ba0c1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松さんgirl(プロフ) - 羅瑞さん» すみません、ここのところ忙しく更新ができていないんです……!もうその忙しさも解消しかけてるので、来週くらいから書けたら、と思っています。ご迷惑をおかけして申し訳ありません。 (2017年9月5日 17時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
羅瑞 - 連載はやめちゃったんですか...?? (2017年9月5日 8時) (レス) id: 3c3937f106 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松さんgirl(プロフ) - にんじんさん» いや、そんな謝らなくても‥。まぁ別にいいでしょ。私もメルアド入れてないよ?アプリ入れて、名前入れたらログできた。 (2017年5月10日 17時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
にんじん - 家のパソコンで見てるのでメールアドレスが分からなくて。ごめんなさいm(__)m (2017年5月10日 16時) (レス) id: 1018656ff9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松壱 | 作成日時:2017年2月11日 15時

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