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のそのそと猫背で、割とゆっくり歩いていても、進んでいればいずれ着くもので。
一松は今、カラ松の家の前にいた。

ポストに封筒を入れ________


お「あっれー?一松ぅ?」

一「!?!?? お、おそ松……」

投函した直後に声をかけられ、思わず声が裏返る。
声の主は、昔馴染みのおそ松だった。

お「何してんの?」
一「へ!?え、あー…カ、カラ松に夕飯に誘われて…」
お「あ、そゆこと〜。んじゃ入って入って」

おそ松は鍵を取り出すと、扉を開ける。
そして、一松に、中に入るよう促し…

お「あ、お前丁度ポストのとこにいるし、中身出しといて」
一「はぁ!?」

たが、その前にポストの中身を出すように指示した。
これは頼んだ、というよりは、指示した、なのだった。
一松は渋々ポストを開き、何枚かのチラシと、自分の出した手紙を取り出した。


一(…これ、渡すべきか…?
いや、俺がいる時に見られるとか、そういうの無理…)

お「お、珍し〜!それカラ松宛じゃん!」

一「!?」


何で、此奴はこうもタイミングが悪いんだろうか…
手紙を奪うように取ると、おそ松は家の中へと入っていく。

お「カラ松ぅ、お前宛に手紙来てるぞ〜」

カ「ほんとか!?おそ松っ」


そう言って、二階から、転げ落ちそうな勢いで降りて来るカラ松。
手紙はそのまま、そんなカラ松の手に渡った。

カ「差出人は書かれていない…フフ、この人うっかりさんなんだな!」

と無邪気に笑うカラ松に、一松の胸が痛んだ。
自分の勝手な願いで、カラ松は自分に縛られんとしている_________

カラ松が自分と関わりを持っているのは、前世のせいであり、前世のおかげなのだ。
もし前世の事がなければ、出会っていなかったかもしれない…


カ「…!先生!」

暗い顔をし、俯いていればカラ松と目が合ってしまう。
手紙が来た事で舞い上がっていたカラ松は、一松が居た事に気がついていなかったらしい。

カ「用事はもう済んだのか!?」
一「えっ…あー、ああ。うん。」


目を逸らしながら、そう返事をした一松。
因みに、実際用事なんて存在していない。

お「飯なら今から作るからさぁ、一松、お前カラ松の勉強見てやってよ!
こいつ、数学の勉強ヤバいんだよな〜」

まぁ、夕飯食わせてもらうわけだし、それくらい良いけど。という風に一松は頷いた。

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おそ松さんgirl(プロフ) - みくさん» ありがとう!頑張る!! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 1f58a69c9c (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - 面白いよ!更新頑張ってね! (2018年6月3日 23時) (レス) id: 7f167612e6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松壱 | 作成日時:2018年5月20日 12時

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