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『…いった、………』









「お前さぁ、そろそろいい加減にしろよ
所有物が他の野郎と関わってんじゃねェ」





長身の彼が目線を合わせて私にそう言った






「はっ、………?」




いや、所有物ってなに?
私、物じゃないんですけど







『……私、あなたの所有物になった覚えなんかない
物でもない。
そもそも私が誰と関わろうが実弥には関係ないでしょ』






彼の発言に私は反論した
すると







ーーーーーーダンッ!!




『っ………!?』




耳音で鈍い音がした







彼が私の顔すれすれに壁を殴った音だ









「…黙れ。
クズが何俺に反抗しようとしてんだ?」







『…………』






体が凍ったかのように彼の一言でで身動きが取れなくなった








「俺以外の奴と夜飯?しかも男と?ふざけんなよ
…お前あの野郎と関わってからずいぶん反抗的になったよなァ?」






『…………』




足が震えてきた…




前みたいにまた首を絞められるのでは…

そんなことがよぎって、この男に恐怖を感じた




逃げなければ、早くこの場から









「お前が関わっていいのは俺だけだ」





『………』






「そうだよなァ?A」









ど、どうしよう
足にうまく力が入らない







「返事はどうした?」







『…………あ、……』






「はい、そうですって言えよ
そんで、いつもみたいに俺に従え」




従え、、


いつからだろう、?
幼なじみの彼の言葉を従えと言われるようになったのは





『…私のこ、と……』






「あ゛?」







『…私の事…嫌いなくせに……なんで構うの…、?』




もうほっといて、私に構わないで
あなたと関わっていることが苦痛でしかないのに




「…ははっ、…」







『…、?』




震えている私の言葉に対し、何故か彼は口元をあげ笑っていた

その行動が不気味で、後退りしてみても硬い壁の感触だけが背中に当たっただけだった

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ジェリー - ありがとうございます!宇須さんのお話も楽しみにしています(≧▽≦) (2020年11月18日 18時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» ありがとうございます!過去ですかね!?遅くなってしまうかもしれないですが頑張ってみます! (2020年11月18日 15時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - 完結おめでとうございます!ちひろさんが書くヤンデレ不死川さんが凄く好きだったので、良ければまた読めたら嬉しいです!不死川さんはどういうきっかけで好きになったんだろう、と主人公と不死川さんの過去も気になりました!勝手なお願いで、すみません( ノД` (2020年11月18日 8時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ジェリーさん» 最新話まで読んでいただき嬉しいです!他の作品も作っていきたいので短編にしてますよ!出来たら長編も挑戦してみます! (2020年11月16日 21時) (レス) id: 11049d159f (このIDを非表示/違反報告)
ジェリー - この後どうなるんだろう…とドキドキしながら最新話を見ました!!!短編小説と書かれていましたが、ぜひもっとお話を読みたいとまで感じました! (2020年11月16日 20時) (レス) id: f794759a3a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:せどま | 作成日時:2020年11月13日 3時

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