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きみと僕の卒業 ページ11








進路が別だった僕らは


卒業と共に住む場所も離れる。






「卒業してからも連絡してよ?」


「はいはい、しますします」






結局僕らは付き合うこともなく卒業式を迎えバラバラになった。






「智洋、私の誕生日忘れたやんな」






卒業式からの帰り道Aに問いただされた。






「卒業式までは遅くても待ってあげよう思っとったのに」






痛恨のミス。


受験で頭がいっぱいで忘れていた。






「期待しとったんやで?真っ赤の薔薇の花束持ってくるの」




「ほんまごめん、来年の誕生日に倍にする」







別に量の問題ちゃうしって言いながらも許してくれるAにはまだ好きな気持ちはあった。





「ほんまにごめん!」





忘れてた自分が許せなかった。








きみとの連絡→←あの頃のきみ



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作者名:ののいん | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年1月20日 3時

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