【青葉城西】いや、良くないです。

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宮城に帰ってきてそのままミーティングが終わった。



そして何故か優美先輩と帰ることになった




「……ねー、Aちゃんなんかあった？」


『え？』


「なんか元気ない。」



顔に出ていたかな。

そう、白鳥沢に大分慣れてしまったせいか少し寂しい。



……そうだ、賢二郎のこと相談してみようかな



『あの、優美先輩』


「んー？」


『告白というものをされたんですが、どうしたらいいですか？』


「……はあ！？誰！誰から！？」



私の肩をがしっと掴みガクガクと揺らす優美先輩



『ちょ、酔う、酔っちゃいます』


「あ、ごめん。……で、誰？」



賢二郎です、と口を開こうとしたその時




「……A？」


『えっ……』


「あ、……白鳥沢の？」




賢二郎？


と、ここでふと思い出した




私の家は白鳥沢に大分近かったんだ



『賢二郎、さっきぶり？』


「さっきぶり。」


「えっ、えっ、あんた達どういう……」


「付き合ってはないですよ。まだ」


「あ、なるほど！まだね！…まだ………？」



賢二郎は唖然とした優美先輩を通り過ぎ少し後ろにいる私の方に歩いてくる



「Aんとこの部活オフ日っていつ？」


『え？基本は月曜だよ』


「……ふーん、じゃあ来週の月曜日白鳥沢の校門で待ってて。」


『へ？あ、うん。』


「ん。じゃあ」


『あ、またね！』



小さく手を振ると、少し振り返してくれた


……さっきは振り返してくれなかったのになぁ



賢二郎が見えなくなった途端、




「ちょちょ！！さっきのどういうこと！？」


『ちょ、酔う酔う酔います！説明しますから！』




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