第65話 ページ17
「今日は最終日だ。これは元々、強制合宿じゃねーから自由に過ごしてくれ。」
跡部が朝食時に舞台に立つ。
彼の発言により、ざわざわとホールが騒がしくなる。
やったー！！と叫ぶ声が聞こえてきたりもした。
「マネージャーについては今日は働く必要はねえ。じゃあ朝食を終えたら解散だ！！」
「仁王先輩どうします！？」
「さあの。赤也、少し黙りんしゃい。」
「もごッ……」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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特にする事もなく、ロビーの椅子に座る。
先程から鳴り止まないスマホをタップし開いた。
「それは友人か？」
『…盗み見は良くないよ跡部君。』
「そうだよ、帝統さんが怒るじゃないか。」
『…面倒なのが揃いおった。』
「ふふ、何か言ったかい？」
直ぐに否定しておこう。
そんな幸村君は熱い視線をスマホの画面に注いでいた。
…そんなに気になるか。
「最近よく連絡が来るよね。」
「複数の友人の確率93％」
『高いなおい。』
合っているから何も言わない。
言わないが、プライバシーといいものを知らんのか。
今一瞬スマホに手を伸ばしかけたよこの人。
「また
『いや他にも沢山きてる。』
「…アーン？赤司だと？」
意外にも反応したのは幸村君でもなく柳君でもなく、跡部君だった。
「跡部、知っているのか。」
「帝統が言っている親友とやらは赤司征十郎の事か？」
『その赤司だね。』
赤司の事、何も言っていないけど。
まさか知り合いか、だから赤司は彼は意外と寛大だから大丈夫だろうと言ったのか。
「へぇ…まさか跡部と知り合いだったとはね。」
「パーティーでよく顔を合わせるからな。同い年なのもあるからそれなりにも話す。…成程な、お前が赤司の言っていた奴だったのか。」
え、何を言ったの赤司。
それよりも再び聞こえてきたこの書き込む音。
速い、書くスピードが異常だ。
「彼の家柄は裕福という事か。」
「日本有数の名家だ。あいつの父親の経済力は跡部家と肩を並べる位…最も、息子の赤司征十郎は父親を超えての化け物だがな。」
「へえ、そんなに凄いんだ。帝統さんの
『…おいおい。』
プライバシーとは。
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こころ(プロフ) - 面白くて非凡人シリーズ全部見てます。更新楽しみにしてます。 (2022年9月6日 3時) (
レス) @page27 id: eb962bcdd2 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2021年4月24日 14時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - えっ神ですか､好きです!更新応援してます!! (2021年3月17日 19時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 面白くて何回も読み返してます！帝統ちゃんと寿三郎先輩の絡み好きです。更新頑張ってください (2021年2月6日 9時) (レス) id: 979a4f7246 (このIDを非表示/違反報告)
金糸雀 - 帝統ちゃんの性格やその他もろもろ大好きです！お話しの内容も面白くて最高です！大変でしょうが、更新頑張ってください！！ (2021年1月15日 3時) (レス) id: 23f2dced37 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUGI
| 作成日時：2020年5月12日 17時
