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学校祭 (7) ページ30

萩原「いやぁ〜、まさかまさか」


景光「今回の打ち上げパーティーが」


松田「外でキャンプファイヤーとはな」





高らかに燃える炎を見ながら、三人は大きなため息をつく





萩原「これじゃあ、エスコートもへったくれもねぇじゃねぇか」



松田「クソ…… マヂで損した気分だ…」




景光「ま、まぁまあ 二人とも……」






景光が二人を慰めていると、向こうから沢山の食べ物を持ったAが駆けてきた






A「ちょっと! なに、ボケッとしてんの?

向こうに屋台出てたんだけど!」




伊達「A、とりあえず両手のもの食べてから行ったらどうだ?」




A「ん〜……

でもでも、今なら 制限時間内に(模擬)爆弾解体出来たら 焼き鳥全品半額で……」




萩原「何だと?」



松田「おい、A

それ、どこだ」



A「おしるこ売ってる自販機横の屋台」




松田「おい、萩原」




萩原「おうよ!こうなりゃ、ヤケ食いだ」




景光「俺もあやかろ〜」




伊達「む、なら俺も」




A「よ〜し!皆で突撃〜!!」






そう言って、走り出そうとするAを降谷が呼び止めた







降谷「A」




A「っ……と!

なになに?」




降谷「その…… 悪かったな、折角練習してたのに後半 混乱させて」





A「良いって!人助けしてたんでしょ?

それに、あれは混乱ってかお姉ちゃんの暴走に圧倒されてたと言うか……」






そう言ってAは笑うも、降谷はそれでも申し訳なさそうに視線を外す







A「……もう!」






そう言うと、グイッと降谷の胸ぐらを引き寄せるA






A「それに、降谷はちゃんと助けてくれたでしょ?


……あの時の降谷、カッコ良かったよ

やっぱり降谷は女性役より男性役が似合ってたね♪」






ニッと笑うと、Aは手を離し そのまま萩原達を追って走り去っていった








降谷「……」




妃「惚れたか?」




降谷「き、教官……」






ぼーっとAの後ろ姿を見ていた降谷の後ろから、妃が顔を出すと笑みを浮かべながら尋ねた





妃「顔、赤いわよ?」



降谷「…… キャンプファイヤーの光でしょう」



妃「あ、やっぱり夜だから色わかんないや」



降谷「…」




妃「へ〜? 顔、赤くなってんだ??」




降谷「……」







その時、景光の呼ぶ声がして降谷は礼をして去って行った






妃「青春かよ」



そう言って、妃はビールを飲みほすのだった

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和美/美香 - ピスピスさん» 本当ですか!私絶対買います!その時名前教えて下さいね!続編楽しみです! ひ、ひーくん!研君早く! (2019年8月18日 13時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 本当に勇気を出して小説作ってみてよかったと思います!景光「ん?いいぜ。ほら (手)」萩原「あ!!ずりぃ、俺も行く」 (2019年8月18日 12時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» ありがとうございます、私も同じです! え!?!え、そんな(泣)研君、零君、そんな事言わないで。陣君所に行きたいからひーくん一緒に来て。陣君心配だからお願いします。 (2019年8月15日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ピスピス(プロフ) - 和美/美香さん» 和美/美香様☆ 更新もコメントを読む楽しさから頑張れます!降谷「松田は置いてきた」萩原「墓地に?」景光「こ〜ら、和美/美香さんがまた心配するだろ?」降谷「道場に」萩原「ほら、やっぱり」景光「……ハハッ(苦笑」 (2019年8月15日 16時) (レス) id: f40ecb7ebb (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - ピスピスさん» 良かった、私も嬉しいです。いえいえどういたしまして♪ どういたしまして研君。うん!零君!陣君いない。え!研君それはダメだよ。零君、陣君は何処?(泣) (2019年8月12日 7時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぴすぴす | 作成日時:2019年7月2日 2時

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