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▼お祭り…《58》 ページ9
08.03 Sat
貴方said
駅に着くともう菅原さんは来ていた。
私に気づいた菅原さんが手を振る。
菅原)あ！浴衣なんだね！
貴方)あ、はい// ちょっと自分で来てみたんですけど、どうですか？
菅原)ばっちり！
OKマークを笑顔と一緒に繰り出す。
菅原)じゃあ行こうか
貴方)…はい
菅原さんが少し前に、私が斜め後ろを歩く。
浴衣は紺地に百合が描かれているものを着てきた。
ばっちりって言ってもらって着てきた甲斐があったな
だんだん、太鼓の音や賑やかな人のざわざわという音が近づいてきた。
貴方)お祭りって感じですね
菅原)そうだな(笑)
そんなことを話してしていると手に誰かの手が重なった
慌てて菅原さんの顔を見る
菅原)…離れるといけないべ？ほら…
菅原さんの手がぎゅっと強くなる。
人がぞろぞろと多くなって、私も離れたくなかった。
だから私もそれにぎゅっと返す。
思わず口元が緩む。
こんなこと大丈夫ですか_____
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作者名：杏雨 | 作成日時：2015年4月3日 22時
