▼あの場所…《9》 ページ10
貴方said
あーどうしよう
なんだかんだで部活も終わってしまった。
これじゃあクッキー渡せないじゃないか
私はロッカーに袴をかけ、制服に着替えると帰りの支度をした。
貴方)お疲れ様でーす
全員)お疲れ様ー！
私は部室を出て、帰る道へと歩く。
校門まで行くのは、自動販売機と一緒で必ず体育館前を通るため、私はいつものようにそこを通った。
体育館前______________________
貴方)！！！
そうだ、体育館！
あの先輩とここで会った！
確かここで倒れて、
先輩が保健室まで連れてってくれた
レギュラーとかなんとか言ってたからきっと体育館部活のひとなんだ
てことはこの中にいる？
貴方)〜〜〜〜〜！！
これでクッキー渡せるっと思い、私は体育館の思い扉を恐る恐る開けた
そこには
上へ高く飛ぶ少年とまるでギュンと音が出るようにボールを操っている少年がいた。
ひとりは小さい子でひとりは目つきの悪い子
多分一年生。
貴方)バレーだ…
狂気じみてるあの速攻をみて私はそこで固まってしまった。
菅原)……あれ？見学?………って、あ！
貴方)…あっ！
そこにはあの爽やかなジェントルマンがいた。
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作者名：杏雨 | 作成日時：2015年2月27日 21時
