力を貸して ページ28
「お嬢様、到着致しました」
『ありがとう』
私以外の1年は3人…先生には事前に他の人達との任務は極力しないと伝えてあるし大丈夫だとは思う
…変に情を抱くと決心が鈍るから
『…！』
変わってないんだね
私の事…いっその事、忘れていてくれたらいいのに
ドンッ 五「！どこ見て」
『…すみません』
きっとあなたは無理にでも約束を果たそうとしてくれる
だから、突き放す
…ごめんね。大好きだったよ
『私は…禪院の当主になる。私以外に出来そうな人なんていないし…みんな、術式を持たない子や女性に対して酷い扱いをするから。…だから、私が変えて』
五「それ、別に俺と結婚しても出来るだろ」
『…………いや、だから五条とは』
五「そんなのやってみねぇと分からない。てか…俺の気持ち押しのけてまでやることか？それ。当主なんかならなくていいだろ」
『！？わ、私が何年頑張ってきたとっ』
五「さっき言ってただろ。遊びに行きたい、飯食いたい、喋りたい……それら全部押し殺してやる必要なんかねぇ。オマエの人生はオマエのもんだ。決められた運命？…そんなの俺がぶち壊してやる」
やめて
優しい言葉をかけないで
五「A。俺と、俺達と一緒に行こう」
『っ……本当は…本当はね』
五「おう」
『当主になんか、なりたくない…でも、大切な真希や真依…傷つかなくていいはずの家族が苦しんでるのを見るのが辛くて、助けてあげたくて…私が当主になったら環境を変えてあげられるかもって』
五「おう」
『そう思っても、覚悟を決めても…心の奥底ではずっと悟達と一緒にいたい、なんで私が？って思ってるの……バカ、みたいだよね』
五「バカじゃねぇ。それはオマエが素直に従わなきゃいけない気持ちだ」
『！』
五「俺はオマエに力を貸す。……それでもまだ、当主になる、結婚するなんて言うか？」
私は
何年間も…ずっと、この日を待ってた
どうせ生きていてもしょうがないんだから…どうせなら、周りの人達くらい守ろうって
その守りたい人達の中には、高専のみんなも入ってた
なのに…なんで、来ちゃうかなぁ
『…2人は、許してくれるかな』
五「そもそも怒ってねぇだろ。傑だって途中から楽しんでたぞ」
『…そっか、悟の友達らしいね』
五「オマエの友達、だろ」
『！…ねぇ、悟。力、貸してくれる？』
五「！…当たり前だ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 331人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きゃらめる(プロフ) - プスメラさん» そうです！ありがとうございます、頑張ります (2021年3月9日 19時) (
レス) id: 07e5b9cea6 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？続き頑張って下さい。 (2021年3月9日 18時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 恋さん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！！頑張ります…！ (2021年3月5日 21時) (レス) id: 07e5b9cea6 (このIDを非表示/違反報告)
恋 - やばい！ストーリーが好きすぎます！！これからも応援してるので更新頑張ってくださいっっ！！ (2021年3月5日 21時) (レス) id: de35f0a021 (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 緑の白猫さん» コメント嬉しすぎますありがとうございます！！頑張ります…！ (2021年3月2日 22時) (レス) id: 07e5b9cea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きゃらめる | 作成日時：2021年3月2日 18時
