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演練2 ページ37

「…何故だい?彼女よりも私の方が相応しいだろう。」

備前「相応しいかどうかは私が決める。」

揺るがない備前に男はため息をついた。
太郎に不動を離すように言うと
不敵な笑みを審神者に向ける。

「それじゃあ勝負しないかい?
備前近景を巡っての真剣勝負だよ。」

「そんな」

そんな近景を賭けの物みたいに。

反論しようとした審神者を備前が遮った。

備前「いいよ。」

「近景!」

「ふふ。じゃあ移動しようか。」

フィールドに移動する一行。
余裕漂う男の後ろで審神者は備前に耳打ちした。

「なんで引き受けちゃったの。」

備前「楽しそうじゃん。」

「はあ!?負けたら一緒にいられなく
なっちゃうんだよ!」

備前「だーいじょうぶ、大丈夫。
負けないからさ。主さんも信じててね。」

「当たり前でしょ!」

笑う備前に審神者は呆れた。


「準備はいいかい?」

網越しに男が問う。

鶴丸「おいおい大丈夫か?」

鶴丸が備前に耳打ちをする。
レベルは一緒ぐらいだが向こうには薙刀がいる。
皆が備前の表情を伺った。

備前「なにが?」

備前は変わらない笑顔で振り向く。

ゾクッ。

背筋に悪寒が走る。
変わらない笑顔、なのに氷のように冷たい。

歌仙「…これはまずい。近景キレてる。」

目を反らした歌仙が呟く。
何も言わずに備前は向き直ると
冷静な声で言った。

備前「私より前に出ないでね。」







「空気が変わった…?」

「この殺気…!素晴らしい。
益々欲しくなったよ。」

「…近景はあげません。」

「…さてはてどうなるかな。」

(皆…信じてるからね。)

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ロト(プロフ) - たぬきねこさん» ありがとうございます!ダラダラとですが更新頑張っていきます! (2018年3月10日 16時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
たぬきねこ - グルメ番組かよで不覚にも笑った頑張って下さい! (2018年3月10日 16時) (レス) id: a2c5151ef6 (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - ニガウリさん» ありがとうございます!ゆるゆる更新頑張っていきたいと思います。 (2018年2月11日 10時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)
ニガウリ(プロフ) - 私も、明智さん好きだから、この作品大好きです!!更新頑張って下さい(*ゝω・*)ノ (2018年2月11日 10時) (レス) id: da81750a6d (このIDを非表示/違反報告)
ロト(プロフ) - 黒狐コハクさん» 読んで下さっただけでなくコメントまで…ありがとうございます! (2018年1月9日 19時) (レス) id: b951fa5b4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ロト | 作成日時:2017年12月25日 13時

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