167話 ページ46
Noside
五「…乱暴はしなくなかったけどね。」
花「…だけどこの子のためならするんだろう?」
五「Aがそう望むのならばの話だ。…の前に花呪蘭が邪魔するのがオチかな。僕の術式を弾き飛ばす呪力持ってるし。」
五「術式順転 蒼 術式反転 赫」
五条は本気でぶつかりにいった。
どれだけの勇気を持って、術式を出したのだろう。
誰も知らない五条の心情は“恐怖”そのもの。
本当はAを傷つけることなんて出来なくて気が気じゃなかった。
だけど、自分がしなければどうにもならないことはわかっている。
東「みんな離れろ!!規格外な術式に巻き込まれるぞ!!」
そろそろ花呪蘭が出した術式も効果が弱まった時、東堂の言葉にみんなが最後の力を振り絞ってその場から離れる。
ただ、2人を除いて。
花「あなたたち…」
エ「…やめて、ください…」
し「っ!!姉さん!!ダメです離れて!!!」
Aの元師範、胡蝶カナエと、
伏「正気ですか!?五条先生!!」
釘「おい伏黒!!」
密かにAに想いを寄せていた伏黒恵だ。
し「姉さん!!Aがどんな想いでこうしたと思ってるの!?今ここを止めればAの気持ちを踏みにじる行為になるのよ!?」
釘「伏黒!!お前だってわかってんだろっ!早く離れろ!」
エ「離れない!!もう絶対に!!」
全員「っ!」
エ「
ここで消えたらAが悲しむに決まってる!!」
伏「大事なやつ1人守れなくて術師なんて名乗れるわけねぇだろ!!もう苦しませたくねぇんだよ!!花呪蘭がいてこそのAだ!!
花呪蘭もAも同じ“人間”なんだよ!!」
想いは人それぞれ。
2人の想いは強かった。
それは五条も同じ。
好きな人を自身の術式で祓うなんて相当な決断がいる。
2人の言葉を聞いた時、固まっていた決断が揺らいだ。
そんな時、花呪蘭が言った。
花「…2人とも、早くここから離れなさい。」
と。
伏「だからっ…!」
エ「でも!」
カナエと伏黒がまた説得しようと言葉を放とうとした時、花呪蘭の表情が見えた。
エ「えっ…?」
伏「なんでだよ…」
伏「なんで泣いてるんだよ…」
花呪蘭は泣いていた。
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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時