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163話 ページ41

俺が放った言葉にみんなが驚いた。

ただ、宿儺だけは冷静な状態だった。



善「…は?おまっ…!!馬鹿なの!?相手誰だかわかってる!?!」




善逸がそんなことを言っているが俺はお構い無しに腹から力いっぱい声を張った。





炭「なんで宿儺は人間を殺める!?人間が何をしたって言うんだ!!!それじゃあまるで鬼みたいじゃないか!!」




ゆっくりと宿儺の目が俺を捉える。


そしてこう言った。



宿「貴様は何も分かってない。」



と。




炭「分かってない…?どういうことだっ…!」



宿「では少し話そうら何故俺が人間を嫌うか。


それは、人間の負の感情によって俺が生まれたから。
言わば人間の源で俺が生まれたからだ。」




…それの何がいけないんだ?


いや、それ事態良くないけど…。





宿「簡単な話だ。人間の欲望だけで生まれた呪霊は数えきれない。誰もが望んでもない呪霊を作り出し、理不尽に呪霊は殺され、人間はのうのうと生きている。


それが実に腹立たしいのだ。

仲間もいなければ家族もいず、何もしていない呪霊が何故祓われなければならんのかわからん。


だからそうなる前に俺が人間を殺す、それだけだ。」



まただ…



また宿儺からあの匂いがする…




炭「確かに人間は、呪霊よりも鬼よりも遥かに弱い。だけど、優しい人だって強い人だって中には沢山いる!!そんな人たちが無差別に苦しんだり死んだりするのはおかしいだろう?!」



宿儺にはこの想いが届くのは難しいかもしれない。





でも…、そんな匂いをさせていたら少しの可能性を信じたい。





宿「貴様に俺の何がわかる」




声のトーンが更に下がり俺を睨みつける宿儺。
その目線だけで人を何人でも殺せそうな気がする。




炭「わかる、わかるよ…」




言葉は嘘を言っても匂いは嘘をつかないんだから。





それは善逸も同じだった。


善逸も気づいているんだ、宿儺の本当の気持ちを。





宿「…ふん。くだらん、同情すれば気が済むのか」



炭「っ!違う!そうじゃない!」




なんでそうなるんだ…!





“「頑張って」”




またAの言葉を思い出す。
そうだ、俺は頑張ることしか出来ないんだから…!




それにしても、さっきからなんでAの言葉ばかり俺の記憶から出てくるんだ…?



俺はAが危険な状態であるのを知らせるためのSOSを“また”気づくことが出来なかった。

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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時

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