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150話 ページ28

カナエside


8:00



陽の光で目が覚める。



カ「ここ、は…?」



驚く程に声がかすれていて、道の端に竈門くんと寄り添う形で眠っていたのが分かった。




身体中が痛くて、重くて、動けない。



だけど頭は働いている。


『早く行かなきゃいけない』と。






カ「かま…ど、くん…」




今ある精一杯の力で竈門くんを揺さぶる。僅かな揺れしか揺さぶることが出来なくて困ったものだった。


それでも竈門くんは気がついたようで…



炭「ここは…!っ!!カナエさん!!無事でよかったッ…!」





人の心配をするのだから少し笑ってしまう。


私なんかより、自分の心配をして欲しい…。



カ「私たちも早く行かなきゃね…」




掠れていた声もだんだん元通りになり、声をかけた。

私の発言が気に入らなかったのか、竈門くんは顔を顰めた。




炭「ダメですよ!カナエさんに何かあればAやしのぶさんが悲しむッ…!」



カ「それでも行きたいの。」



炭「っ…」




多分迷ってる。
私を連れていくべきなのか、安全なところへ置いておくべきなのか。これは、説得する他ないわね…。




カ「私の役目はね、Aを守ること。それは、元師範であれども必ずすべきことなのよ。」



炭「っ!」



カ「…今じゃすごく弱いし、刀を振るうことだって難しい。だけどねAのためだと思えば、それが全然苦じゃ無くなるの。」





多分それは心から絶対に守りきると思っているから。




カ「竈門くんも妹の禰豆子さんを守るために辛いことも、しんどいことも、命を張って全て乗り越えてきたでしょう?私もそれは一緒。大切な人のために命を張って頑張るの。」



…大丈夫よ〜。だから、そんな顔しないしない!」



炭「今は絶対にカナエさんはAの代わりに俺が守ります。」



しのぶが言ってた。
竈門くんは芯がとても強くて真っ直ぐな人だって。




本当にその通りだと思う。


その眼差しから目を逸らせない





だからその気持ちを素直に受け取った。




カ「ありがとうね。…?そう言えば竈門くん、禰豆子さんは?」




炭「??禰豆子ならその箱の中に…え、…??」





竈門くんが指を指した方には扉が開いた箱しかなく、禰豆子さん本人がいなかった。




竈門くんの表情が青ざめるのがわかる。




カ「ただ事じゃないみたいね…、一緒に探しましょうっ…!」





炭「はいっ!」

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モチモチ(プロフ) - 美咲さん» ぜひ読んでみたいです!!時間がある時読ませていただきます!! (2021年12月19日 15時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - モチモチさん» 私も今、鬼滅の刃の小説を書いているんです‼️時間があったら見てみて下さい‼️ (2021年12月19日 12時) (レス) id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - 美咲さん» うわぁーーん!!めちゃくちゃ嬉しいです(TωT) ありがとうございます!! (2021年12月19日 10時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 凄くおもしろかったです‼️4時間位で最初から読んで来ました‼️頑張って下さい‼️ (2021年12月19日 5時) (レス) @page45 id: 352f7f8a03 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ(プロフ) - メロン♪さん» お気遣いありがとうございますっ!そうなんですね!!!ぜひ読ませていただきます✩.*˚ (2021年11月21日 8時) (レス) id: 832328d0a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モチモチ | 作成日時:2021年10月22日 13時

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