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その後ナムジュンさんが他のメンバーを収集。
人数の多さに驚いているとそれぞれ自己紹介をしてくれて、みなさんが芸能人だと言うことも聞かされた。
いわゆる、韓国アイドルだということを。
『あの、本当にいいんでしょうか…』
RM『宿が決まるまでだから皆許してくれたんだと思います』
そりゃそうだ。
いくら彼らのことを何も知らないからと言って、ずっとは置いておけないだろう。
『私、なるべく早く宿探します』
RM『そうだと助かります』
ナムジュンさんはそう言って、綺麗に整った眉を少し下げながら困ったような顔をして微笑んだ。
その日の夜、私はとにかく皆さんと会話がしたくて、迷惑を少しでも減少させたくてナムジュンさんに本を何冊か借り、スマホで意味を調べたり読み方を調べながら、発音はテヒョンくんに教わり、韓国語の勉強をした。
TH「上手い!発音もできてる!」
「本当?!」
私は勉強はできるほうだった。
暗記も得意なので、その日の夜に簡単な日常会話はできるようになった。
TH「すごいね、頭良いんだねA」
「なんか照れる、笑」
テヒョンくんと少しの間微笑みあった後、チラッと時計を確認するともう日付を越していた。
「テヒョンくん、もう寝ても良いよ?」
TH「"くん?"…A何歳?」
「25歳…韓国で言うと、さっき教えてくれたから…27歳なのかな?」
TH「同い年じゃん!テヒョンアでいいよ」
「っえ、でもその呼び方って親しい人にする呼び方でしょ?」
TH「もう十分親しいでしょ?」
しょぼんとしながらもそう言ってくれるテヒョンア。
この人、感情が分かりやすくて可愛い笑
「分かった、ありがとう!」
TH「ひひ、うん!」
パァッと明るい顔に戻ったテヒョンアはその後、おやすみ〜と言って自分の部屋に戻って行った。
私はリビングの大きなソファで寝させてもらう事に。
ジミンさんが持ってきてくれた毛布を被って目を瞑った。
そういえばそのジミンさん、ずっと糸目で微笑んでいて毛布持ってきてくれたり優しいんだけど、ちょっと裏がありそうで怖いというか…
そんなことを考えながら、今日はもう疲れたのか私もすぐに眠ってしまった。
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作者名:ヒナ | 作成日時:2021年9月3日 1時