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TH「さすがにまずいかな?」
そう言って眉を八の字にして笑うテヒョンアに、心臓あたりがきゅうっと潰されるように痛む。
「い、いや、大丈夫、だと思うけど、」
TH「本当?なら、美味しそうなお店探しとくね」
私が答えると、テヒョンアの頭には見えないはずのクマの耳がぴょこっと現れ、ピクピクと嬉しそうに動いているのが見えた。
「ふふ、かわいい。テヒョンアってクマみたいだよね」
TH「え?クマ?」
「うん、子熊」
後一口残っていたビビンバを口に運びながらそういうと、テヒョンアが不思議そうにそう言って、近くにいるホソクさんとジミナが笑う。
JH「確かにテヒョンアはクマみたいかも笑」
JM「でもトラもよく言われてません?」
JH「あ〜〜、トラな」
「え〜トラ?私にはクマにしか見えないです」
JM「どっちにしろ、可愛い顔してるのに凶暴な動物だね」
「ならテヒョンアも実は可愛いふりして凶暴?」
TH「ガオー、つって、笑」
5本の指をキュッと折って顔の前に持ってきてクマの素振りをみせるテヒョンアが可愛くて思わず写真を撮る。
TH「あ!今撮ったでしょ!」
「ごめん、つい笑
かわいくて笑」
TH「著作権があるんだよ?消しなさい!」
「それ狡いよ〜〜!!」
テヒョンアは見かけによらず、可愛い。
顔はかっこいいしスタイルも良ければ声も低くて男らしい。
だけど、口を四角にしてクシャッと笑う笑顔と、笑い声、仕草、どれも可愛いテヒョンアは、本当にクマやトラみたい。
JM「なに二人で仲良さそうにしてるの?僕も混ぜてー!」
テヒョンアに私の携帯を取られないように広い食堂で逃げ回っていると、ジミナが参加してきて3人で私の携帯を奪い合う始末。
そのあと、先輩マネージャーが走ってきて3人仲良く叱られたのは言うまでもない。笑
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作者名:ヒナ | 作成日時:2021年9月3日 1時