No.51*龍神邪炎 ページ21
葵side
「_______だって
どう?本当に馬鹿だと思うだろう?」
治が話した華恋との出会いの話
ふと彼に目をやると、完全に頬が緩んでいて、改めて華恋を愛しているんだなぁと思った
「でもね、そんな馬鹿げたことでも、彼女の言葉には妙に安心感があって
私の心にストンと落ちてきたんだ
_______却説、君には効果があったかな?」
そう言って治がホシを見つめると、また大粒の涙を流し始めた彼女
嗚呼、やっぱり華恋は凄いや
こんな言葉で人を動かせるなんて
「うっ、ひっぐ……うわぁぁぁあああん!!」
「えっ、」
「………あーあ」
でも、残念だったね(本日2回目)
「治、ホシは一回泣いたら全然泣き止まないよ」
「えっ」
やばっ 反応おもろっ
「まぁ、彼女をそのままにする訳にはいかないし……、」
「じゃあ治がここで慰めておけばいいか!!」
なんてナイスアイディアなんだろう!
「…………葵?何を言っているのかいまいちよく分からないのだけれども……?」
「あっ、ごめんごめん だからその怖い笑みやめようか?」
ブラック太宰降臨キリッ
「ま、ホシを置いていくのもあれだしなぁ、」
しょうがない 彼奴に電話するか
「あー もしもしー?梶井ー?そう 俺
実はさ、探偵社に回収して行って欲しい人が居るんだけどー
場所?あぁ、横浜港の_______
おっ、まじで?あざーっす んじゃ早めによろしくねー」
「葵、今の電話は、」
「梶井に電話 彼奴暇してんだろうしいいかなって 大丈夫 彼奴は俺に逆らえないから」
え?何したかって?
ふふっ さぁね
「まぁ、そんなこといいじゃん?
さっさと次進もう?」
「葵、その前に腕の治療をしようか」
「あっ、」
結局、治の持ち歩いていた包帯で応急処置をしてから足を進めました
………やっぱり治が怖い←
_______
シリアス続きだったので少しだけギャグを入れてみました()
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年12月19日 14時