シンパティクシュ

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私の目に映ったのは、
繋がれている2つの手









そして、彼の顔を見上げたら


耳が
寒さのせいか、ほんのり赤くなっていた









「や、じゃ、ない、」









冷たかった指先が、





那須くんの手のひらを通じて

じわじわと暖かくなっていく









これ、って、
やっぱり、でーと、、、？









え、でも、、
デートって、手を繋ぐものなの、？









幼稚園と小学校は男の子と一緒の空間にいたけど

それでも全く
異性と話したことが無い私とは違って、







同じ、非共学 でも
那須くんは、こういうのに慣れているのかな、









もう一度、こんなことを考えているとは知らずに
隣で歩き続ける那須くんを見る









あれ、、、

那須くんってこんなに身長高かったっけ、









学校にいる時は、
そこそこ身長が高い私は



みんなと同じぐらいか、

私が見上げられる方だったのに。。。













そうだよね、









10センチぐらい、



私達は
身長差あるもんね、、、。









身長を、コンプレックスに思っていたのに、


那須くんと並んだら、
全然そんなことないじゃん、、、。









ちゃんと、彼も男子なんだ、って。


こんなところでキュンとする、








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