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恥知らず*芥川龍之介 ページ9

Aside




芥川くんは人付き合いが良くない。それなのに何故かモテる
ずーっと一緒に居る樋口ちゃんなんてわかり易いったらありゃしないんだよね。私なんて仕事あるけどエリス嬢のお付きだよ


今日は休業なのだけれども。



「はぁーー疲れたー」


誰もいない部屋で、ぼすんとソファーに倒れる。
今日は1人だー、やったーとか思いながらも矢っ張り誰もいないんじゃあ寂しさを感じる
こんなときに太宰さんがいないなんて、あの人は矢っ張り罪な人だ


着ていたスーツを脱いで、久しぶりに私服に着替える。
別に何処か出掛けようという訳じゃないけど、まぁこれでも一応女子なもんで。スカートぐらい履いたって善いじゃない?


「スカートなんて何年ぶりでしょうねぇ」

「...何やってんですか」


ガチャ、と音をたてて扉が開いたと思えば開けた人物は唯一の希望の樋口ちゃんではなく



...芥川君



「ノックも無しにレディーの部屋に入るとは何事かね。君、モテないな!」


ビシッと人差し指をさし、腰に手を当てて云う。芥川くんはビックリした様子で、少し笑った。上司を鼻で笑うとは無礼な。

「くく、すみません。少々取り乱しました...。で、Aさんは何上そのような格好を?」

「嗚呼、これかい?最近スーツしか着ていなかったから、思いきって女子力をアピールしてみたくスカートを履いてみたんだよ。どう?似合う?」


くりん、とその場で回って見せる。結構広がるタイプのフレアスカートでフワァと上に上がってしまった
ぎょっとした様子で顔を赤くした芥川くんがいた


「ちょっ、え、あ、」

「..お見苦しいものを見せちゃったね。ごめんよ」

「べ、別に見苦しいとかでは...」


それじゃあ見たかったの?と問うと、それもまた違います!と更に芥川くんは顔を真っ赤に染める。


「...全く、恥知らずなお方だ。」


呆れる芥川くんは、まだ顔が赤いままだった。


---

太宰さん口調ってすごい書きやすいですぜ


ハイセさんからのリクエストでした。お気に召しませんでしたらご連絡くださいね!書き直しますので!

無防備*芥川龍之介→←言えない*中原中也



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マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無猫 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月28日 21時

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