気付いてないこと*中原中也 ページ7
太宰さんがマフィアにまだ居た頃の話
中原side
「Aちゃぁん。構ってよ〜ぉ」
「..太宰、暑い。抱きつかないでよね〜」
嫌がるAに抱きつく太宰を見て、顔に皺を寄せた。
嗚呼、無償にイライラする
太宰のせい??太宰がこの空間に、それも俺と同じ空気を吸っているから??嗚呼多分そうだな。
「..んふふ」
「なに笑ってンだ。キメェ」
「いやぁ〜??とぉーっても可愛いなぁって!」
そう言うと、より太宰が彼奴に抱きつく力を込めた。ブチぃと云いそうなぐらい頭にきた俺は報告書をぐしゃりと握った
そのぐしゃりという音さえもが腹立たしく思えて、帽子を被ったままこの部屋から出て行った
出て行くと、数秒後にバタンという扉の閉まる音が後方から聞こえた
ああ?と思って振り返ると其処には太宰の奴が突っ立ってた。
「...ンだよ。用があンならさっさと済まして消えろ」
「中也ってばわかり易ーい嫉妬するんだね。こんなに可愛い所あったんだあ!!」
「...はァ?」
俺が、何時、誰に嫉妬した?
此奴とうとう頭イカれやがったのか。まァ最初からイカれってけど。
「だーかーら、私とAに嫉妬してたでしょ??貧乏ゆすり早急からずっとしてさあ。紙ぐしゃぐしゃにしてたし」
...それって真逆、太宰の奴に嫉妬してるってことか?
いやいやいやそれはない。だってAのこと好きじゃ、ねえもん
え、じゃあ?
...俺は太宰のことが好きってことか?
阿呆か俺は
「中也って私のこと好きだったの??え、同担拒否」
「誰も手前ェのこと好きって言ってねーだろうが!!」
俺は太宰の胸倉を掴んで一層睨みつけた
「どうかしたの?」
先程居た部屋から、Aが出てくる。
俺は自然と胸が高鳴って太宰の奴の胸倉を離してしまう。ドスンと音を立てて其奴が落ちて痛いと嘆いていたが今は其れ処じゃない
「..A...べ、別になんとも」
「ほら中也。Aのこと好きなんじゃ」
「黙れ」
俺は座っている太宰を踏みつけて部屋の中へ戻った
今の自分の顔が赤いのも知らずに
---
おはようございます
夢主全然出てきてない+甘くない
なにこれえええ!!
めぐみさんからのリクエストでした。お気に召しませんでしたらご連絡ください!書き直しますので!
1885人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ