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勘違い?*江戸川乱歩 ページ14

※学パロ


江戸川side




「ずっと前から好きだったんだ」


...初めて告白現場を目撃してしまった。しかも好きな人の。
なんとも最悪な事態なんだ僕は。これがクラスの奴らなら笑ってからかってやるのに

物陰に隠れながら、告白現場の様子を伺う。そして僕が見たのは



「んっ、」


彼女がキスされているところだった。僕はその場で唖然としてしまった
あれ、なにこれ?Aは告白を了承したってこと?嘘でしょ?

なにそれ
それって、祝福しなきゃいけないこと?
おめでとーって、言わなきゃ駄目?



漫画とかならおめでとうとか平気で云えるんだろうけど、少なくとも僕は出来ないよ。だって好きな人が僕じゃない人に触れるなんて耐えられないね。


かと云って、どうも出来ないけど


---



「...なんか、用?」

「うん、まーね」


君が告白された処へ僕は呼び出した。
Aは妙に焦っているようだった。
そんなAに、一寸だけ意地悪しちゃう。


「ね」

「っ、え?」

「これ、僕にされたい?」


トン、と彼女の顔の両側に手をついた。壁ドン?ってやつ。僕も流行に乗ってみようと思う
顔が赤く染まっていく彼女に、僕は更に苛立ちを覚える

...彼氏いるのに僕にこんな顔しちゃうとか、誰にでもこの顔見せるってことじゃん。


莫迦じゃないの、って思う



「..其、言わなきゃ駄目?」

「うん」

「ま、悪い気はしないよ。乱歩だからだけど」

「は?」



なにそれ、早速浮気するつもり?って思って顔を険しくした
睨みつけた僕を彼女はきょとんとした目で見てくる。最早昨日の男なんて見てないように、僕だけを見てた


「お前、彼氏いるのにこういうことされてもいいの?」

「は?彼氏いないけど」

「は?」


此方が、は?なんですけど。隠そうとしないでよね。お見通しなんだから



「昨日キスしてたよね」

「あ、あれは...
む、無理矢理された」

「...嘘つけ、嫌がってなかったくせに」


その後も言い訳をするAにまた苛立った。でも、"いないけど"の言葉が一寸嬉しかったりもする。
顔を彼女に近づけて軽く抱きしめた。彼女はビクッと反応して、乱歩?と問いかけてくる


「..信じても、いいよね」

耳元でそう云いながら、呆然とする彼女にキスした

---




りーささんからのリクエストでした。お気に召しませんでしたらご連絡くださいね!書き直します(*`・ω・*)ゞ

我慢*中原中也→←密か*江戸川乱歩/太宰治



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マシュマロ君 - よし、好きだ(?) (12月7日 22時) (レス) @page5 id: dadbcbff17 (このIDを非表示/違反報告)
夜乃 - 好きです(突然の告白 (10月23日 22時) (レス) @page32 id: 22ab75ff6b (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - 乱歩ちゃんが可愛すぎる。。。 (2023年3月14日 22時) (レス) @page8 id: a35ce8017e (このIDを非表示/違反報告)
雨色の水滴 - 乱歩さん……イイネ (2023年1月22日 10時) (レス) @page3 id: a4e9a44c2e (このIDを非表示/違反報告)
neko - 乱歩さん、これは一体? (2020年8月20日 14時) (レス) id: b3d6820988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:名無猫 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年4月28日 21時

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