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"すいませーん"
「はーい」
海の家バイト2日目。
正直なめてた。
忙しいのなんてお昼時だけでしょ、と思ってたら、そんなことはなくて、一日中客足は途絶えない。
「作ちゃん」
「んへ？」
「俺こっちやるから。」
優斗に話しかけられて
わけもわからず指差す方を見ると
優斗が担当する方にいたのは、昨日の女の子で。
チラッと優斗を見ると、気持ち悪いくらいのドヤ顔でウインクしてくる。
「今日も、きてくれたんですか？」
『あの、はい。』
「ありがとうございます！」
俺に会いにきたわけじゃないなんてわかってても
昨日の今日のことで
普段女子と接点のない俺からしてみればドキドキ必須案件。
それでも、お客さんだから、と注文を取って
厨房に伝えに行けば、
ガリさんからは"早く連絡先聞け"と言われる始末。
でも、それができないから
こうやって今になっても彼女いないんだよなあ。なんて。
ぼーっと立っていたら
「作ちゃん、休憩、していいよ？」
と、はしもっちゃんから渡された焼きそば
"あの子と一緒に食べなよ〜"なんて耳打ちされて
「まじで、そんなんじゃないから」
といいつつも、彼女の元に向かうのは
昨日も今日も彼女が1人でいるのが寂しそうだったから？
だろうか。
「あの、一緒にいいですか？」
『あ！はい！』
彼女の前に座ると
恥ずかしそうに視線をそらすから、少しだけ期待してしまうのは自惚れすぎ？
「この辺に住んでるんですか？」
『いや、祖父母の家がこの近くで2週間だけこっちに遊びにきてるんです』
「そうなんだ、俺も普段は都内なんだけど。
手伝いでこっちきてて」
『作間さん、かっこいいから
お客さん沢山きてますね』
「へ？そうですか？それなら優斗目当てじゃないかな〜、優斗、コミュ力高いし」
『んー、どうですかね〜』
こうやって話してしまえば、時間が経つのはあっという間で。
『沢山お話しできて、
楽しかったです』
そう言って笑った彼女が
ちょっと気になるかもなんて。
帰っていった後ろ姿を見ながらそんなことを思っていたら
「はい、作ちゃんの休憩終了〜
次俺行くから。よろしく！」
そう言って控え室に入っていった優斗。
1人で回すホールは大変だけど
それ以上に頑張れる活力が湧いてきて。
俺今ならなんでもできるかも。
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みーま(プロフ) - 最後においシャンの歌詞でてきてやられました……🤦♀️作ちゃんの良さめちゃくちゃ詰まってます！！ありがとうございます！！！ (7月27日 14時) (
レス) @page41 id: e266a86186 (このIDを非表示/違反報告)
hiレベルな小５ - こんな素敵なお話ありがとうございました！ (2020年2月17日 18時) (レス) id: 62d5677c5a (このIDを非表示/違反報告)
ちゅっきー(プロフ) - ハヤテさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！^ - ^ (2019年8月26日 2時) (レス) id: c0a7664ca3 (このIDを非表示/違反報告)
ハヤテ - 面白かったです！《*≧∀≦》私の暇な夏休みにぴったりなお話でした！ (2019年8月22日 19時) (レス) id: ef8049b1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はいはいこらぼ
x他2人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年8月13日 22時
