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子狐挑戦するのか? ページ19

「薬剤師の試験!?」

一番の反応したのは桃太郎だった。


「こんちゃん薬剤師になりたいって言ってたでしょ?

 小さい頃から本も読んで、毎日お店で僕らの会話も聞いてるし。

 今はお店のお手伝いしてるから基礎知識もしっかりついてるしね」

「でも突然っすね」

「こんちゃんが今の体に大きくなった辺りで考えてたんだよね」


白澤はAの目を見て微笑みかけ、

「試験までは勉強することになるだろうけど、どう?

 別にまだ先の試験でもいいよ」

と問う。


「受ける」

Aははっきりと即答し、白澤は「そっか」と頭を撫でた。


「今まで皆が使ってきた参考書と試験対策集あるからこれ使って勉強しな」

と本棚から数冊本を取り出してAに渡した。


「頑張ってね」

「うん」









「こんにちは」

数日後、店に用事があって訪れた鬼灯は扉を開けると他に客はおらず、

その代わり店番をしながら勉強をしているAがいた。

「他の方はどうされたんです?」

「桃タローは配達で、白澤様は二日酔いで寝てます」

「まったくあいつは…」

鬼灯はAが勉強している参考書へと目がいく。


「薬剤師の試験でも受けるんですか?」

「はい。だから空いた時間に勉強してました」

「貴女なら大丈夫ですよ」

鬼灯が頭を撫でるとAは嬉しそうに「がんばります」と笑った。


「所で、鬼灯様今日はどうされたんですか?」

「実は閻魔大王がお腹を壊してトイレに篭りきりで仕事にならなくて。

 医務室の薬も切れてしまっていてないので取りに来たんです」

「そうだったんですね。今用意します」








「ただいま戻りました」

閻魔殿に戻った鬼灯はヘロヘロに弱っている閻魔大王の前に薬をおく。

「あ、ありがとう鬼灯くん…」

「これに懲りたら消費期限はきちんと確認して食べてください」

鬼灯は残りの薬を持って医務室に向かう。


「2ヵ月後か…」

あることを思い出していた。



「なんてタイミングのいい」

子狐試験を受けます。→←子狐、成長しました。



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猫もん - 子狐が座敷童子に嫉妬する話、泣いてしまいました…小さい頃ってこんな感じだったなぁ…と思い出しましたw (2023年1月19日 18時) (レス) @page6 id: ab6da51256 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 褓さん» ありがとうございます。 (2020年6月16日 1時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いえいえ、、!鈴さんのできる範囲でゆっくり更新して下さい!気長に待ってます! (2020年6月10日 22時) (レス) id: 8689638df7 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 褓さん» コメントありがとうございます。留守にしていてすみません。更新頑張ります(*´∀`) (2020年6月10日 16時) (レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 久しぶりに占ツク開いたらたくさん更新されてて嬉しかったです、、!!これからも更新楽しみにしてます〜!! (2020年6月10日 12時) (レス) id: 8689638df7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2018年3月7日 0時

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