第2話 ページ4
「何が起こったんですか!?」
「あ、誰アルかこの女の子」
「いや今さら気づいたんかィィ! 絶対気付いてただろ、視界に入ってただろォ!?」
まるで今やっと視界に映りましたとでも言うような口ぶりの神楽に、新八が本日1発目のツッコミを入れる。すると銀時がようやく目を覚ました。
「ゲホッゲホッ、あー、重い……!」
そう言って上に乗っている女の子を退けるように身体を横に傾けると、女の子もバタンと横に転がる。
「ったく、誰なんだ? こいつ」
「見たことないアル」
「それにどうやら空から落ちてきたみたいだし……」
3人が小声で話していると、女の子がゆっくりと目を開けた。
「いっつう……ん?」
女の子は銀時達の顔をまじまじと見る。
「……えっ、銀さん? 神楽ちゃん? 新八? えっえっちょっと待って、どういうことコレ?」
「え、僕らの名前を……」
初対面であるはずの彼女が自分達の名前を知っている。どうしてなのか。
「ま、まま、まさかまさか、ウソォォォ!?」
「うおっ!?」
突然叫び声をあげた女の子に、3人は驚いた。
「えっと……あなた、お名前は? どうしてここにいるんですか?」
新八が恐る恐る聞くと、女の子はブツブツ独り言を言い出した。
「えっと、整理しよう、うん。私は友達の家に遊びに行こうとしたんだよね。で、自転車置き場のドア開けたら真っ暗な空間に落ちて、気がついたらここにいた、だよね。よし……」
「何をブツブツ言ってるアルか?」
エヘン、と女の子が咳払いをひとつ。
「えー、私は和泉Aと言います。こことは別の世界からトリップして来ました!」
やや一瞬の間があって。
「「「えーーーーーっ!?」」」
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yunami☆彡(プロフ) - 美穂さん» ご覧頂きありがとうございます!楽しんで頂けてとても嬉しいです♪今年受験生になるので更新の頻度が落ちるかもしれませんが、今後ともこの作品をよろしくお願いします! (2019年2月2日 16時) (レス) id: dcfedc9460 (このIDを非表示/違反報告)
美穂(プロフ) - こんにちは☆凄く面白いです(*^^*)これからの更新楽しみにしてます♪ (2019年2月1日 12時) (レス) id: 8db3d29e8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yunami☆彡 | 作成日時:2018年8月21日 8時