君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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…と、意気込んだものの…

(会いに行ったら絶対避けられるやんな…)


あれから数日後、仕事も終わり、家で悶々としながらお酒を飲んでいる。


実際に避けられたら、さすがに精神が持たない。

だが、電話は出ないしLIMEは返信がない。

ブロックされてないだけましだけど。

(どうしたもんかなぁ…)


恋愛マスターでもさすがに自分のこととなると勝手が違う。

何かする前にまず精神的にがやられそうだ。



,



そっと机の中からネックレスを取りだす。


Aと買ったもの。

それと、Aから貰ったものはたくさんあって、ハンカチとかネクタイとかイヤリングとか。


｢センラさん、誕生日おめでとうございます！｣

｢似合ってますよ｣

｢ふふ、これ実は色違いなんですっ｣


あぁ、もうほんと君が好きで、君の笑顔を見たくてたまらない。

記憶にある君はどれも愛おしくて、君に嫌われない限り

なんて思ったけど、やっぱり君に嫌われたとしても君といたい。


…可能なら、君に愛されていたいけど。


(俺が臆病なっとったらあかんよな)

臆病な君といる俺が

臆病やったら元に戻れても君はまた離れていってしまうやろうから

俺は全力で君を迎えにいく。


俺の大切な愛しい人だから

大事な妹に任されたから

俺は君を手放すわけにはいかんのや。

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