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主人公side

携帯の電源をつける。

そのとき、センラさんからの着信に気づいた。

それと同時に思い出す声。


「なぁ、なんかあった?」

「悩みあるなら聞くで?」

「いつでも頼ってええからな」


優しく心配してくれるセンラさんの声が頭に残っていて、でもそれは今の私には毒でしかない。

思い出す度、苦しくなる。


1度記憶から消してしまいたいくらいに。

『あ、はは…最低、だな』

自嘲気味に笑う。

頬に熱いものが伝った。


何年も一緒にいて、散々お世話になって

助けてもらって、大切な親友の家族なのに

そんなことを思うなんて。

本当にどうかしてる。

自分の最低さと、おかしさを自覚する。


(…なんでセンラさんはこんな私といるんだろ…)


どんなに何を思おうとセンラさんのことは好きだ。


…今はちょっと嫌なだけで。

だけど、センラさんは?


センラさんに好かれるようなところなんて何もない。

私だったら、私みたいなやつ絶対に選ばない。

(センラさんは優しいからなぁ…)

気にかけてるふりをしてるだけかもしれない。

本当は一緒にいたくないかもしれない。

優しくて、でも好き嫌いはっきりとしているセンラさんに限ってそれはないと思う。



…けど、自分に自信は持てない。

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沖瀬アオ(プロフ) - まぁささん» わぁあ!?すみません、気づきませんでした!教えてくださってありがとうございます<(_ _*)>訂正しましたので、これで大丈夫だと思います(もしまだなってたりしたら教えた貰えると助かります…) (2018年7月1日 16時) (レス) id: 6a612532f8 (このIDを非表示/違反報告)
まぁさ - 名前が茜?っていう名前のままなんですが... (2018年7月1日 16時) (レス) id: cd1e3819fd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沖瀬アオ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年6月10日 0時

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