君を想う気持ちは誰よりも【センラ】

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センラさんと話していれば、後ろから声をかけられた。

誰かと思えば仲のいい(？)クラスメイトだった。

『!!や、やっほー。今帰り？』

(まずいまずいまずいまずいまずい。どうしよう、バレるかも。誤魔化さないと…お願いだから気づかないで？)

｢うん。先生と話してて…Aちゃんは？｣

『私も担任と話してて…』

｢そっか。あ、そうだ。週末課題のやつ送ってもらってもいい？｣

『う、うん。グルで来たら送るね！』

(お願いだから、早く行って！！終わって、お願い…)

｢ありがと！…そういえば、その人は？｣

彼女はセンラさんを見て言う。

『えっ』

(やっぱ聞いてくるか。なんて言おう…)


｢どうも、こんにちは｣

にこっと笑って挨拶するセンラさん。

(え、センラさん何挨拶してるの！？やめてくれ…)

｢え？あ、こんにちは｣

｢Aの友達やんな？俺は｣

『私のいとこ！こっちに遊びに来たみたいで！！』

センラさんの言葉を遮ってそう言った。

｢あぁ、なるほど！てっきり彼氏かと思っちゃった｣

『いやいや、ないよw私はそういうの興味ないってば』

｢そっか。あ、じゃあ、またね！｣

『うん、またね〜』

クラスメイトは迎えが来たみたいで、去っていった。


『泉さん、行きましょ？ここみんな来ちゃうので』

そう言って少し早歩きで歩き出した。

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