横浜の超絶美少女 実は超強かった

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左馬刻side

『銀髪オニーサン』

「あ"ぁ？何だよ」

『この雑魚共を潰すのお手伝い致しますー！』

黒い笑みを浮かべ再度指を鳴らし雑魚共に駆け寄ったかと思うと、一瞬のうちに三分の一が気絶し人の山となった。

『オニーサンっ！そっちにも行ったよー』

は…？混乱した頭を整理する時間もなく。

雑魚が殴り掛かって来るのを蹴散らしながら横目で女の動きを見るが、

その容姿にそった美しい動きだった

上段回し蹴り、バランスの崩れた相手のどたまを勝ち割ると上から踏み付けたかと思うと

『…雑魚にも程が有るんだよ、私に手ェ出した事後悔しな』

俺と女の間に出来た人の山を一瞥もせず、そう吐き捨てた。

黒髪セミロングで桜と金色の瞳を持つ、俺から見ても美しいと思われ、えげつない強さを持つ女。

「おめぇ…何モンだ？」



Aside

「おめぇ…何モンだ？」

私の事を珍獣を見るかのような目でガン見するから

『通りすがりの一般人ですっ！』

と身体に付いた汚れを落としながら年さながらのSMILEを見せる

が、

「あれだけの動きを見せといてその言い訳はねェだろ」

無理が有ったね、流石に。

『銀髪オニーサンの事教えてくれたら私の事、教えてやるよ』

彼の紅い瞳を捉えながら妖艶な笑みを魅せ、交換条件を挙げた。

世の中交換条件デショ

「おめぇ…俺の事知らねぇのか」

心底驚いたように目を見開くヤクザさん。

え、皆知ってる系の人…？

世の中の常識並に知ってるとか…？

悪いけど銀髪ヤクザを見た時点では

そこそこ強いイケメンヤクザ

としか認識できないなっ！ははっ！

『失礼ながら…

全く分かりまへん』

私がそう言うと銀髪ヤクザはその美しい銀髪をかきあげ、タバコを取り出すと吸い始めた。

ちょ…stop

めっちゃ様になるンだけど…

イケメンの宿命かなっ！？

私もそこそこな感じで様になるんじゃない？

煙草を吸う私を想像する…

──っ、じゃーなーくて、このイケメンヤクザが一体何モンなのかを知りたいんだ私は。

『で、何モンなの？』

「はァ…おめぇ、テリトリーバトルは知ってるか？」

『流石に知ってるわ』

「俺はそれの横浜代表MAD TRIGGER CREWのリーダー碧棺左馬刻様だ」

めっちゃ凄い人と関わってしまった…

逃げよ←

『そーなんだ〜…じゃあ！私はこれでっ！』

「待てや」

駆け出し２、３メートル離れるが、

『うぐっ』

捕まりましたっ！( ･`ω･´)

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