この術式痛いよおおおお！！

自傷は意外と痛くない…？ ページ13

「まぁ場所が場所だからね、恐らく自然発生した呪いによるものだろう。」



ちゃっちゃと簡単に説明する五条先生。
うーん切り替え早いな先生。



「子供が呪いに攫われたってことですか？」


「そ、今んとこ二人」



こう、リアルで聞くと校内で児童が失踪って時点で親御さん気が気じゃないだろうなぁ…って思う。



私子供いたことないからわからないし今世の親はろくでなしだから子供の気持ちもよくわかんないけど。



「大勢の思い出になる場所にはな、呪いが吹き溜まるんだよ」



真希さんの軽い呪術講座。好きになんてなれないやつにも情報共有してくれるんですねありがとう好きです助かります。



「学校、病院、何度も思い出されその度に負の感情の受け皿となる。それが積み重なると今回みたいに呪いが発生するんだ。」


「呪いを祓い子供を救出、死んでたら回収だ。」



五条先生が指をスっと立て帳を降ろす形にする。
初心者()が二人もいるんだからもう少し詳しく説明してほしいところなのだが…五条悟だからまあ仕方ないと諦めよう。



『闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え』



五条先生の口からあのお馴染みである帳を降ろす台詞が聞こえたかと思うと周りが暗く、夜になってゆく。



おお…！！なんかすごい感動！！空の上から夜になってくのってこんなに感動するものなんだ…
絶対今思う感想じゃないけどスゴい今呪術師やって良かったと思ったわ。まだ呪霊一体も祓ってないけど。は？？



「はわー…」


「！！夜になっていく…！」



乙骨くんしっかり驚きつつも状況説明してんのに私はボーッとバカみたいに空を眺めてる。やっぱり私って無能では？？術式も使いづらさMAXだし。



「"帳"君達を外から見えなくし、呪いを炙り出す結界だ。」


「内側から簡単に解けるよ、そんじゃくれぐれも」



五条先生が降りてくる帳に隠されていく。



「死なないように」


「死って…先生！？」



綺麗に帳が降りて五条先生は完全に帳の外へ行ってしまった。



五条先生…手取り足取り教えろとまでは言わないけども少し事前情報くれたっていいんじゃないですか！？




しかし何故か今世の私の身体は表情筋が柔らかくないらしく全く表情が変わっていない。原作知ってるのもあるけど。傍から見れば乙骨くんだけが初心者に見える。




実際この中で一番意味わかんない術式で死にそうなのは私だけどな！！？？




「転校生ども、よそ見してんじゃねぇよ」

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