※15 ページ15
「掴まって」
「んっ、…あっあ…っ、んん…っ」
ガツガツと腰を打ち付けたい衝動をどうにか抑えながら、少しずつ腰を進めていく。
先ほどのイイトコロを見つけ重点的に当てていくと北山の腰がビクンと跳ね、俺を抱きしめる力が強くなる。
「んぁっ、そこっ、そこ…っ、やっ…あぁっ」
「ふふ…北山の好きなトコ覚えた」
「あぁぁっ…っ」
返事をするようにナカがキュウっと締まり、少しでもこの時間を続けたい俺は快感をやり過ごそうと一旦動きを止める。
小さく息を吐き出すと涙目の瞳と目が合った。
目を細めて笑った瞬間目尻から伝い落ちる涙がきれいだなと思い見とれていると、ねぇ…と掠れた声で呼ばれた。
「ん?大丈夫…?」
「ふふ…、うん。…藤ヶ谷は?」
「え?」
「…ちゃんと、きもちいい?」
「っ…」
何を当たり前のことを…、そう思ったけれど北山は北山でもしかしたら不安に思っていたのかも知れない。
本来受け入れる器官ではない場所で、ちゃんとよくなれるのだろうかと。
もう少し早く気づいていればよかったと舌打ちしそうになる衝動を抑え顔を近づける。
「うん、すげぇ最高」
「あ…」
「やば…あんまり保たないかも」
「…んふふ、そっか」
あんまり幸せそうに笑うから、また泣きたくなった。
「…ふじがや?」
「ん…?」
「なんで…、…っ、あっ?あぁっ…んっ」
「ふふ、休憩おしまい」
「んぁっ、っ…あっあっ」
もう違和感も痛みもさほど感じていないのだろう、薄く開かれたままの口からは甘い吐息がひっきりなしに漏れ聞こえ、緩急をつけながら奥へ奥へと腰を送り込めばぎゅっとしがみつく腕に力が加わり、背中に僅かに痛みを感じた。
737人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» 本編のみったんはやや不安要素を残して終えましたが、アフターストーリーの番外編ではそんな杞憂も消えたいぴにすっかり心預けているみったんを描けていればなぁと思う次第であります(*゚▽゚*) (2020年3月18日 20時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - たいちゃんらぶさん» たいちゃんらぶさん♪たいぴの勘違いからコメディ風に進み、そして甘々シーンを経てより一層幸せな二人にできて私も嬉しく思います( ̄∀ ̄)♪Yの証人も楽しんでもらえてよかった〜♪ (2020年3月18日 20時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ユキスケさん» ユキスケさん、お久しぶりです(^^)♪私まで優しくなれそう、そのお言葉に本作を創って良かったなと心から思えました…!Yの証人もありがとうございます(笑)第三者目線はなかなか新鮮で楽しく書けました♪ほっこり甘々な二人にできて良かったです(*゚▽゚*) (2020年3月18日 20時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - ピンクピーチさん» ピンクピーチさん、いつもありがとうございます♪今回は完全片想いから始まるという珍しい入りでしたが、甘々な着地にもっていけてホッとしております( ̄∀ ̄)横尾さんエピも楽しみながら追加しましたが、楽しんでもらえて良かったです(^^) (2020年3月18日 20時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
絢音(プロフ) - *コウ*さん» コウさん、初めまして(^^)序盤からもどかしい二人を見守って下さりありがとうございました!今回かわいめなきたーまさんを書けて私も大満足です(*゚▽゚*)また別の作品でお会いできる事を楽しみにしています♪ (2020年3月18日 20時) (レス) id: f3e37fdd05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:絢音 | 作成日時:2019年12月21日 13時