決戦 ページ6
≪華霞視点≫
お母さん。大好きなお母さん。私が強くなれるように頑張ってくれた。
ありがとう。でももうそれは伝えられない。お母さんが死んじゃったから。
伏黒くんにだから話せた。伏黒くん、ありがとう。
ねぇ、お母さん。私、好きな人ができたよ。
あのね、その人はね、伏黒 恵っていうんだよ。
女みたいな名前だからいやだって伏黒くんは言うんだけど、
とっても素敵な名前だよね。
だから、私はいつか伏黒くんに大好きってつたえる。
頑張るね。お母さん。
華霞「・・・そうだ、両面クソじじー。」
宿儺「マジでその両面クソじじーやめて。こっちまで笑いそう。」
華霞「私と戦ってよ」
宿・伏「「!!」」
華霞「本気で私と戦って。娘だからって躊躇しないで。全力できて。お父さん。」
あれ、私初めて「お父さん」って呼んだ気がする。
宿儺「わかった。娘の頼みだ。断れる訳がない。外で戦おう。伏黒、お前も来てくれ。」
伏黒「・・・ A、大丈夫なのか?」
華霞「うん。」
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≪伏黒視点≫
運動場に出た。Aと両面宿儺が戦うというから。
もうAは本気モードに入ってる。誰も止められはしないだろう。
頑張れ。応援してる。
華霞「瑠璃12星術式『獅子』!『射手』!」
宿儺「そんなに連発して、疲れないのか?」
さすが宿儺。余裕の表情だ。
華霞「うるっせ・・・!私の気持ちなんて知らねーくせに!」
宿儺「なぜ本気になる。なぜ戦う?」
華霞「黙れ・・・ 領域展開『霊星沌空庭』‼‼」
伏黒「Aの領域展開、初めてみた・・・」
五条「お、すごいねー 二人ともガチだ。こりゃ僕でも止められないよ!」
伏黒「五条先生・・・」
宿儺「A、なぜだ?お前、昔は戦いが、争いが、嫌いだっただろう。なぜそんなムキになるんだ?街を俺から救うためか?」
華霞「うるっせ!黙れ!私はそんなたいそうなことはできない!今だって戦いは嫌いだ!私は自分のすぐ近くしか守れない!私は!好きな人と一緒にいるために戦うんだ!お前を叩くんだ!」
伏黒「・・・A・・・?」
華霞「うるさい!」
Aが壊れた。自我保ててるのか?
五条「ふぅん。」
宿儺「ほう、・・・Aお前・・・」
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作者名:闇獅子乙女 | 作成日時:2022年4月21日 18時