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ジョングク -Yoongi- ページ5

「いいんですか?ヒョン」

「何がだよ」

「ヌナ、打ち上げには来ないみたいですよ?」


名古屋ドームでのコンサートが終わり、
シャワー室でジョングクがコソッと
話しかけてきた。


「あっそ」

「体調…悪いんですかね?
ずっと残業続きだって聞いたし…」

「知らねぇよ」


なんで俺は…
こんな言い方しかできないのか。

別に今までジョングクに
なんでもベラベラと話してきた訳じゃねぇけど。

早くから何かに感づいて、
ソユンヌナと一緒に俺を抑えてくれたり、
勘違いだってこと、教えてくれたり…

そんなジョングク相手でさえ、
Aのことは禁句というか…

とにかく、
誰かに相談したり、
話す気にはなれず。

Aに限ってなのではなく、
元々女のことで誰かに相談したり
話すほうじゃねぇし。

正直…
恥ずかしくて、
そういうのができないタイプ…だった。


「そんな言い方ないじゃないですか!
ヒョンのあの言葉……
気にしてるから来ないのかもしれないんですよ?」

なんなんだよ…

急にムッとした顔になり、
食ってかかるような口調になったジョングク。


あの言葉…

…ったく!
わかってるよ、そんなこと。

お前に言われる前から、
Aが打ち上げに来ないって
聞いた時から思ってたよ!


「ヒョンが…ヒョンから行かないと、絶対に無理なんですよ?ヌナの立場から動くなんて、そんなの無理だってこと…わかってますよね!?」

「うるせぇんだよ!なんなんだよ!
そんなに心配なら、お前が気にしてやればいいだろ?俺にはもう関係ねぇんだよ!いちいち俺に言ってくんな!」

「わかりました」



……は?



「ヒョンが言ったんですからね。僕が気にすればいいだろって。ならそうします。もう何も、ヒョンにヌナのことは言いません」

キッと…睨むような目で。

なんなんだよ…

ジョングクがここまで俺に食ってかかるの…
初めてなんだけど…


「ただヒョン…ヌナを好きなの、まさか自分だけとか思ってませんよね?ソユンヌナの弟の友達だけだとも思ってませんよね?
事務所内や仕事先にもいるってこと…わかってますよね?」



お先に失礼します…



そう言って、
シャワー室を後にしたジョングク。



なんなんだよ…これ。

売り言葉に買い言葉。

言ったそばから後悔してる。


だけどなんだ?


え…


何?


ジョングク?


なんで?


お前まさか…



急いで身体を拭き、
ジョングクの後を追った。

名古屋 -You-→←情けない -Yoongi-



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設定タグ:防弾少年団 , BTS , ユンギ   
作品ジャンル:恋愛
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がほ(プロフ) - ハイリさん» こんにちは^ ^そんな風に言って下さり、本当に嬉しいです!!しかもお話の途中でのコメ!無理せず、ゆっくり最後まで読んでもらえたら嬉しいです。ユンギ、いいですよね〜。ユンギの次のお話も考えてるので、それもぜひぜひ! (2020年6月3日 19時) (レス) id: 7925a63dc6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイリ(プロフ) - すごく、すごーく気持ちが入り込んでしまい、一秒たりともこのお話から目が離せません!最近少しだけ気になり始めたユンギさんでしたが、この物語を読むことで劇的なファンへと変貌致しました(笑)まだ読み途中ですが、ドキドキと切なさの狭間で胸が苦し〜い(^^) (2020年6月3日 17時) (レス) id: 9a9ff787e6 (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - YG Loveさん» こんにちは!コメありがとうございます(^^)YG…なんだかもう(T-T)YGが、BIGBANGが、これからどうなって行くのか考えるだけで不安です(T-T) (2019年8月23日 9時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)
YG Love(プロフ) - 私もarmyとVIP掛け持ちしてるので気持ちはよくわかります。すごくショックでした。 (2019年8月22日 23時) (レス) id: 067bdd342e (このIDを非表示/違反報告)
がほ(プロフ) - RxSさん» こんにちは(^^)なんですって?2回目?2回も読んでもらえるなんて、本当にありがとうございます。スッと入ってくる感覚…書き手として、たまらなく嬉しいお言葉です。ありがとうございます(^^) (2019年7月24日 11時) (レス) id: c74390b1f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:がほ | 作成日時:2019年3月3日 16時

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