25cm ページ26
「横暴が行き過ぎて、ベンチにさげられてたもんね」
月島に言われて思い出す、嫌な出来事。
――【もっと早く!!】
「くっ」
俺が上げたトスを、金田一が打ち損ねる。
「ふざけんな!!無茶すぎんだよお前のトス!!
打てなきゃ意味無ぇだろうが!!」
けどこのブロック振り切らなきゃ勝てねえだろ！
ここで終わんのか？
負けんのか!?
(…違う、俺は全国へ行く!!)
「もっと早く動け!!もっと高く跳べ!!俺のトスに合わせろ!!
勝ちたいなら!!」
「…………」
「…………」
その言葉が重大なミスだったことに気付いたけど、後の祭りだった。
――そして第１セット
相手のセットポイント
トスを上げた先、
そこに誰も居なかった。
それは、あの日何度目かのコンビミス。
でも、最後のあれは�爛潺広瓩犬磴覆ぁ�
――あれは拒絶だ。
�爐發Δ�前にはついていかない�瓩函△△い弔蕕�俺に言った１球だった。
「―影山
もうお前、ベンチ下がれ」
もう、コートに立てなかった。
このことを知った月島とAと日向を除く全員が口を開けていた。
「――速攻使わないのも、あの決勝のせいでビビってるとか？」
田中さんは月島の挑発に腹を立て、月島に文句を言おうとしたが、澤村さんに阻止された。
月島は挑発をかけるために言ったみたいだけど、
「…ああ、そうだ。トスを上げた先に誰も居ないっつうのは
心底怖えよ。」
それは本当だ。
――暗くなった空気を入れ替えたのは日向だった。
「えっ、でもソレ中学のハナシでしょ？」
「？」
「おれにはちゃんとトス上がるから、別に関係ない。」
――日向の言葉は、何故か説得力があった。
「あとはどうやってお前をブチ抜くかだけが問題だ！」
ビシッという効果音がつきそうなように、月島を指差す日向に、澤村さんと田中さんは苦笑い。
「月島に勝ってちゃんと部活入って、お前は正々堂々セッターやる！そんでおれにトス上げる！
それ以外になんかあんのか!?」
「〜〜…」
なんかコイツがいると調子が狂う。
そう、でも違う、なんていえばいいのかよくわからない。
すると、月島が呟くように二言。
「――そういういかにも純粋って感じ、イラっとする。
気合いで身長差は埋まらない。努力で全部なんとかなると思ったら大間違いなんだよ」
「……」
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キャラメル(プロフ) - このりさん» なるほど！してみます！ (2017年4月1日 14時) (
レス) id: 6111dcab81 (このIDを非表示/違反報告)
このり(プロフ) - キャラメルさん» ええと、苗字・あだ名の設定ってところで苗字を設定してもらえると…… (2017年4月1日 14時) (レス) id: a2751415c4 (このIDを非表示/違反報告)
キャラメル(プロフ) - 名前が一緒になっちゃうのって私だけですか？例えば、ゆいって名前なら名字がゆい名前がゆいみたいになります (2017年4月1日 12時) (レス) id: 6111dcab81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：このり | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/20030926/
作成日時：2015年3月8日 16時
