玖 真選組 ページ10
「一体春村さんの中で新八君は何なんでィ」
「え…新八君は新八君ですよ。メガネはぱっちゃんで両方は新ちゃんです!」
アニメを見ていた時からそう読んでいた。
メガネもキャラが濃いから、名前付けたんだ!!
「…じゃあ…俺は?」
「沖田さん?沖田さんは沖田さんですよ。あれ?さんは嫌ですか。沖田君?」
「…もういいよ」
帰ったら…こっ酷く土方さんに叱られた。
沖田さんは…必殺!!瞼に目を書く!を惜しげなく使って寝てた。使ってたというか、私が書かされた。でも、何故かバレなかった。ふっ…私の画力のおかげかなぁ。何て言ってるけど今も手が震えてる。あの至近距離無理!!そしてやっと解放された頃。
「…君が、春村さん。春ちゃんだね?日本という場所から来たんだよね。あっ…俺は真選組局長近藤勲ってぇんだ」
「はい。そうです」
「不安だったろうだけどもう大丈夫だ。俺達真選組が必ず守るよ。総悟、客室まで案内してやれ」
「へい、分かりやした」
ありがとうって言いたかった。けど、呆然と近藤さんの顔を見つめることしか出来なかった。
アニメで見る表情よりも、悲しみを含んだように笑ったから。
「ここでィ」
「おぉー!ちょっと埃くさいけど広いですね!」
「そうでィ、プレハブみたいな?」
「プレハブみたいな?じゃねーだろ!!ちょっと…総悟てめぇ…どこへ案内してんの!!」
「……え…違うんですか?」
「当たり前だろーが!!ごめんね、うちの総悟が……本当の部屋はこっちだよ」
「……冗談でさァ冗談」
「沖田さん!沖田さんにぴったりなお部屋ですね
ねっ?近藤さん」
「全く分かってない…相手は中々手強いぞ総悟
しかも、ちょっと腹黒い気がする!!しかもしかも無意識だぞ!!これ……」
「ここが春ちゃんの部屋だ!風呂とか便所とか簡素だが、付いてっから。鍵もあるからな!」
「わぁ!素敵なお部屋ですね!!」
「元々、住み込みの女中の部屋だったんだ」
「…女中さん…………もし、近藤さん達が良ければ家事など手伝いましょうか?」
皆さん仕事で忙しいだろうし…むさ苦しく男性しかいないみたいだし。私、何か役に立ちたい!
「えー!いいの?そうしてくれるなら助かるよ!!
あ…丁度いい!今日の飯当番危険な奴なんだ!料理とかできる?」
「上手くはないですが、心得は普通に…」
じゃあ早くといきなり背中を押される
何を慌ててるんだろう?台所の入り口には、何故か何人か人集りができていた
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千の歌を歌う人(プロフ) - コロさん» 有難きお言葉です!!すごく嬉しいです!頑張ります!! (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
コロ - おもしろいです!!更新忙しいかもしれないけど頑張って下さいね!! (2019年7月29日 22時) (レス) id: 21d6130453 (このIDを非表示/違反報告)
千の歌を歌う人(プロフ) - サラダ油さん» ぱっちゃんはですね、主人公が付けたあだ名です!主人公は色んなあだ名を人に付けるもので…見てくれて、物凄く嬉しい限りです!!頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油 - 新八は「ぱっちゃん」じゃなくて「ぱっつぁん」と呼ばれてますよ。面白いのでこれからも頑張って下さい! (2019年7月29日 18時) (レス) id: 3eb4c4dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれの | 作成日時:2019年7月24日 22時