始まり ページ1
「おい、お前。よくもこんな貧相な家狙ったな、おい逆に金くれよ、金」
「そうネ。うちの銀ちゃんなめんなよ!」
「ちょっと銀さんそれは恐喝ですよ!?」
「そうだそうだ。銀ちゃんなめんな」
「いいんですか銀さん!!けなされてますよ!!」
うーん。放置プレイ?
まぁいい。このすきに私がこうやって恐喝されている原因を話すとするか
そう、何を隠そうここは銀魂の世界。
今いたいけな女子高生の私、春村Aがこの作品の主人公っぽい銀さんと、美少女の神楽ちゃんと、いい感じのメガネに囲まれて恐喝されているのには理由がある……
変わらない日々の中に変化は訪れた。それはいつもと同じ学校からの帰りだった。
「雨降ってきたね、どうしよう傘忘れちゃった」
「ん?じゃあ俺のに入ってく?」
「えっ……悪いよ!そんなこと」
「いいよ。気にすんなよ」
そんな若気の至り。甘酸っぱいラブストーリー
二人は狭い傘の中寄り添って帰った。
………って言うのは下駄箱で見た友達の光景で
ちょっと、爆発させたくなったのは秘密!
台風が来るとかで、早めに終わった学校。きっとテンションが上がってるんだね
でも、残念だったな。
今日の雨は、一味違う。横から吹き込んでくるんだ。この寒いのにイチャイチャする余裕などないだろう!!あははは
「きゃっ、雨すごいね!」
「ほら。こうすれば、少しはいいだろ」
「う……うん」
………おっやるな、彼。フォーメーションを組み替えるとは!……何だ。いい人じゃない。良かった…この人なら、前みたいにもう花子も悲しむこともなさそう
「ふぅ……どうしよう」
傘……無いんだよね。
私には彼氏もいないし。雨も止みそうにないし。
学校に残っている生徒はだんだんと減っていく
校門の近くには何台か車が並んでいる。きっと迎えに来たんだろう。少し、ズキッと心が痛む。
羨ましい……なんて思ってしまう。
あぁもう。駄目だなぁ私は。欲張り、、なのかな
帰りたくない。 帰っても、暗く冷たい部屋が待っているだけ。
……早く、帰ろう。帰って銀魂見よう!
面白くて、暖かくて笑顔になれるアニメ。
傷ついた私の心を解してくれる。
「……わっ!…ブェッ…クシュッ!!」
風強ッ!!寒い。寒い。風邪引いちゃうよ
「あ………やば……」
辺りが一瞬強く輝いた次の瞬間だった。
耳が壊れるくらいに大きな音に最後の言葉は掻き消された。
覚えているのは、ここまでで目を覚ましたら銀魂の万事屋に居て…
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千の歌を歌う人(プロフ) - コロさん» 有難きお言葉です!!すごく嬉しいです!頑張ります!! (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
コロ - おもしろいです!!更新忙しいかもしれないけど頑張って下さいね!! (2019年7月29日 22時) (レス) id: 21d6130453 (このIDを非表示/違反報告)
千の歌を歌う人(プロフ) - サラダ油さん» ぱっちゃんはですね、主人公が付けたあだ名です!主人公は色んなあだ名を人に付けるもので…見てくれて、物凄く嬉しい限りです!!頑張ります! (2019年7月29日 20時) (レス) id: 1dfb43aa3f (このIDを非表示/違反報告)
サラダ油 - 新八は「ぱっちゃん」じゃなくて「ぱっつぁん」と呼ばれてますよ。面白いのでこれからも頑張って下さい! (2019年7月29日 18時) (レス) id: 3eb4c4dfa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くれの | 作成日時:2019年7月24日 22時