【銀魂】万事屋一の美少女は金より銀がお好き

韓流ドラマの見すぎ ページ9

「じゃぁ今日はこの辺で解散ということで。私枕がないと充電できないのでお店に帰ります。寝る所は適当に探してください」


「お前は置いていくんかい！！！」


先程までのシリアスな雰囲気をぶち壊す2人の発言。


「おい！お前は俺派だって金時に割れてんだ！気をつけ･･」
「銀時様」


と、たまが銀さんの言葉を遮って声を上げる。


「やっぱり、銀時様は何があっても銀時様なのですね。

ここから逃げ出すと言ったら、私が怒ると思いましたか？――――怒りませんよ。私も一緒に連れて行ってくれるなら。」


「････おい、どこで覚えた、そんな口説き文句。」


「キャサリン様が視聴されている韓流ドラマで」


「そうか、俺も女口説く時のためにデータに入れとくよ」


「女ではなく、A様でしょう？今夜はお二人ですから、銀時様は手を出さないようにして下さいね」


「なッ！」


後ろ手に手を振ってスナックお登勢へと帰るたま。



その姿を見送ったところで、口を開いた。



「銀さん、」


「あぁ？」


「私も、たまと同意見だから。」


伝えたかったのは、これ。



「逃げたって、誰も責めないよ。たまの言う通り私たちを連れてってくれるなら。

私の世界の中心は、銀さんだから」


今までだって銀さんが一番辛いということは分かっていたのだ。



「ったく、俺の周りの女ってのは韓流ドラマの見すぎなんだよ」


「私は見たことないけどね」



そんな下らない事で、クスリ、と笑いあったのだった。

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ラッキーキャラ

来島また子

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